Wii Media Center Xを使ってみる -セットアップ-

アルファ版のため、未評価
Wii Media Center X 0.92

Red Kawaによる、Wiiをメディアセンターとして使うためのソフトウェア。アイデアは非常にシンプルで、PC上にWebサーバーを立ち上げて、Wii用ポータルサイトを稼働させ、そこでPC内の写真、音楽、ビデオを公開しようというもの。PS3版もあったりするが、モノはほぼ同じだろう。これから数回で、Wii Media Center Xバージョン0.92のセットアップ手順と使い方を書いていこうと思う。


セットアップは簡単で、上記サイトからインストーラをダウンロードしてダブルクリックするだけ。セットアップが終わると、スタートメニューとデスクトップにWii Media Center X起動用のアイコンができるので、以後起動する場合はこれらから起動すれば良い。起動すると、以下のようなウィンドウが表示される。



セットアップ上注意すべき点として、ファイアウォール設定の解除がある。このソフトはWebサーバーを立ち上げて、別のマシン(Wii)からアクセスする必要があるため、ファイアウォールが設定されている場合は解除しなくてはならない。ファイアウォールを解除しなかった場合、WiiからMedia Center Xにアクセスしても、エラーメッセージも出ず無反応のままとなる。
ファイアウォールを解除する場合、除外するプログラムを指定する方法と穴をあけるポートを指定する方法があるが、プログラム指定で解除する場合、Wii Media Center XのWebサーバーはインストールフォルダの「RKMediaCenter.exe」ではなく、PATHが通った場所の「java.exe」なので気をつけること。たいていは、「C:\Program Files\Java\<JREのバージョン>\bin\java.exe」のはずだ。ただし、Javaは汎用のランタイムなので、Javaに対してファイアウォールを解除すると、Wii Media Center XだけでなくJavaを利用するすべてのネットワークソフトのファイアウォールを解除することになってしまうため、セキュリティ上避けた方が良いだろう。
ポートを指定して解除する場合は、Wii Media Center X起動後に表示されるウィンドウ(上記)に以下のような形式で表示されているポート番号を使う。
http://<PCのIPアドレス>:ポート番号
ファイアウォールソフトウェアとして、Windows標準のWindowsファイアウォールを使っている場合、管理者権限を持ったユーザーでログインした後、「コントロールパネル」→「Windowsファイアウォール」を開き、「例外」タブから「ポートの追加」で上記ポート番号を入力する。ここまで終われば、PC側の設定はひとまずは完了。
後はWiiのURL入力画面で上記のアドレスを入力すれば良いのだが、WiiのOperaブラウザではURLを入力することができない。Webメールや自分のBlogを持っていれば、そこからアクセスすると良いだろう。僕の場合は、Google Personalized Homeのブックマークに上記アドレスを追加することで対応した。
アクセスすると、以下のような画面が出る。



次のエントリでは、Media Centerを使って画像や動画を見てみる。音楽の再生は、バージョン0.92では対応していないらしい。

どうでもいいが、Red Kawaって変な名前だと思ったら、赤い川、らしい。アイコンが赤地に「川」の字だ。日本人が関係してんのかな?

関連エントリ:
Wii Media Center Xでビデオを見るために -Wii Video 9-

Wii Media Center Xを使ってみる -画像閲覧-

Wii Media Center Xを使ってみる -動画閲覧-

Wii Media Center Xのその後

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