同僚に貸してもらって「抜擢される人の人脈力」という本を読んだ。これは、人脈をつちかっていくことで自分自身も成長し、トータルでの仕事の能力も上げ、最終的には代替不可能な人材になって自由な働き方を手に入れよう、てな本。目指すところには非常に共感した。
人脈を広げるための5ステップ
この本では、人脈を広げるためのステップを、以下の5段階で定義している。
自分へのタグづけ
さて、タグをつけるには、以下の3つの観点から考えると良い、とアドバイスされている。
Will/将来、どんな仕事をしたいか
第二の就職活動のような内省が必要になる部分だろうと思うが、自分は日常の会話やふとした反応から、自分にいくつかの指向があるのを感じていた。まず、最も根底にあるのは...
「すばらしい仲間と最高のシステムを作る」
ということ。ここでの「すばらしい」が意味するのは、必ずしもすばらしいスキルを既にもっている、ということではない。それは、志を同じくしていて、そのシステムをより良いものにするのに真剣に心を砕き、全力を注いでくれる、という意味だ。そして、そんなシステムを作るために、日頃から鍛錬を惜しまない、という意味でもある。だから、結果として高い能力はついてきているはずだ、という期待もある。もちろん、自分がその仲間になるのであれば、自分も同じようにあらねばならないのは当然のことだ。...できてるかどうかあやしいけど...。
簡潔にタグにするとすると、どうなるんだろう?「目指せドリームチーム入り」?チームメディカルドラゴンみたいな感じでしょうか。
さらにもう1つ、それは...
「アカデミックな研究成果で現場を進歩させる」
ということ。自分はもともと経済学部でミクロ経済学を専門にしていたんだけど、色んな仮説をたてて市場をモデル化し、現実の経済を分析しようとしても、そのモデルがどの程度現実を反映しているのかを知ることは非常に困難であり、現実世界に寄与する方法があまり具体的にイメージできなかった。この現実世界との乖離度合いに我慢ならなかったために、企業に入社したようなものだ。
元々自分はアカデミックな研究成果(というより、先人が払ってきた膨大な労力)に対して敬意を持っているのだが、往々にして現場はアカデミックな研究成果を現実的でないと馬鹿にしていたり、そもそも理解するどころか、どのような成果があるのかを確認すらしていないことが多い。
彼ら(我ら)が我流で考えだす改善策やソリューションにも一定の意味があることは多いが、たいていは研究成果の出来の悪い焼き直しであったり、よくわからない局所最適解であることが多い。今は昔とは逆に、アカデミックな研究成果を現場に取り入れることの難しさにもがいているわけだが、大学から現場に口を出すよりも、現場から成果をひっぱってくる方が遥かに簡単だと感じている。自分は研究と現場をうまくつなぐような役割を果たしたい。
こういうの、なんていうんだろう?「現場の学者」のようになりたいのだ。
最後にもう1つ、それは...
「才能を持った人材が比較的自由に仲間や仕事を選べる、職人ギルドのような組織を作り、個人の力を最大限に解放できるようにする」
なんか長いな。これはもう、そのまま。特に動機になっているのは、企業内では才能を持った開発者が自己の能力を最大限生かして働くことが非常に難しい、ということ。さらに、生かせたとしても、それに対してあまり高い報酬をもらっていないケースをよく見る。逆に、大した寄与がない人間が非常に高額の報酬をもらっているのもよく見る。自由もなく報酬も少なく、評価もあまりされない。仮に自分を成長させられたとしても、居場所がなさそうな世界なんてぶっつぶしてやりたくもなるよね?これを実現するには、周囲が才能や能力を認知できる状態にしなくてはならないので、みんな一定の能力が求められることになるんだけど。
タグづけすると...「才能を縛らない現場を作る」かな。
Willはこんなものかな。次、2。
Skill/自分にできることは何か
自分にできること...
「小規模から超大規模まで、10近くの様々な規模の業務システムでソフトウェアアーキテクチャ設計に携わっている。そのうちの2つの中規模システムは主たる設計者として参加している。」
「業務アプリケーションから基盤ソフトウェア、開発支援ツール類までの設計・実装をしている。」
「業務システム開発の技術リスク監査ができる。」
「業務モデリングもある程度できる。」
「Domain-Driven Designをわりとよく理解している。」
かなぁ。
Value/相手にどんなメリットをもたらすか
ううむ、難しくなってくるな...
「どんな規模のシステムでも、ソフトウェアアーキテクチャ設計できますよ」
「インフラだけでなく業務もある程度わかるので、ソフトウェア全体の最適化の役に立てますよ」
「業務モデリングによる業務最適化も考慮したシステム開発ができますよ」
「DDDアプローチによる、柔軟性の高いシステム構築に対応できますよ」
こんな感じだろうか。
最後に、コンテンツを考えるうえでのヒントをメモって終わりにする。
人脈を広げるための5ステップ
この本では、人脈を広げるためのステップを、以下の5段階で定義している。
- 自分にタグをつける
- コンテンツを作る
- 仲間を広げる
- 自分情報を流通させる
- チャンスを積極的に取りにいく
自分へのタグづけ
さて、タグをつけるには、以下の3つの観点から考えると良い、とアドバイスされている。
- 将来、どんな仕事をしたいか(Will)
- 自分にできることは、何か(Skill)
- 相手にどんなメリットをもたらすか(Value)
Will/将来、どんな仕事をしたいか
第二の就職活動のような内省が必要になる部分だろうと思うが、自分は日常の会話やふとした反応から、自分にいくつかの指向があるのを感じていた。まず、最も根底にあるのは...
「すばらしい仲間と最高のシステムを作る」
ということ。ここでの「すばらしい」が意味するのは、必ずしもすばらしいスキルを既にもっている、ということではない。それは、志を同じくしていて、そのシステムをより良いものにするのに真剣に心を砕き、全力を注いでくれる、という意味だ。そして、そんなシステムを作るために、日頃から鍛錬を惜しまない、という意味でもある。だから、結果として高い能力はついてきているはずだ、という期待もある。もちろん、自分がその仲間になるのであれば、自分も同じようにあらねばならないのは当然のことだ。...できてるかどうかあやしいけど...。
簡潔にタグにするとすると、どうなるんだろう?「目指せドリームチーム入り」?チームメディカルドラゴンみたいな感じでしょうか。
さらにもう1つ、それは...
「アカデミックな研究成果で現場を進歩させる」
ということ。自分はもともと経済学部でミクロ経済学を専門にしていたんだけど、色んな仮説をたてて市場をモデル化し、現実の経済を分析しようとしても、そのモデルがどの程度現実を反映しているのかを知ることは非常に困難であり、現実世界に寄与する方法があまり具体的にイメージできなかった。この現実世界との乖離度合いに我慢ならなかったために、企業に入社したようなものだ。
元々自分はアカデミックな研究成果(というより、先人が払ってきた膨大な労力)に対して敬意を持っているのだが、往々にして現場はアカデミックな研究成果を現実的でないと馬鹿にしていたり、そもそも理解するどころか、どのような成果があるのかを確認すらしていないことが多い。
彼ら(我ら)が我流で考えだす改善策やソリューションにも一定の意味があることは多いが、たいていは研究成果の出来の悪い焼き直しであったり、よくわからない局所最適解であることが多い。今は昔とは逆に、アカデミックな研究成果を現場に取り入れることの難しさにもがいているわけだが、大学から現場に口を出すよりも、現場から成果をひっぱってくる方が遥かに簡単だと感じている。自分は研究と現場をうまくつなぐような役割を果たしたい。
こういうの、なんていうんだろう?「現場の学者」のようになりたいのだ。
最後にもう1つ、それは...
「才能を持った人材が比較的自由に仲間や仕事を選べる、職人ギルドのような組織を作り、個人の力を最大限に解放できるようにする」
なんか長いな。これはもう、そのまま。特に動機になっているのは、企業内では才能を持った開発者が自己の能力を最大限生かして働くことが非常に難しい、ということ。さらに、生かせたとしても、それに対してあまり高い報酬をもらっていないケースをよく見る。逆に、大した寄与がない人間が非常に高額の報酬をもらっているのもよく見る。自由もなく報酬も少なく、評価もあまりされない。仮に自分を成長させられたとしても、居場所がなさそうな世界なんてぶっつぶしてやりたくもなるよね?これを実現するには、周囲が才能や能力を認知できる状態にしなくてはならないので、みんな一定の能力が求められることになるんだけど。
タグづけすると...「才能を縛らない現場を作る」かな。
Willはこんなものかな。次、2。
Skill/自分にできることは何か
自分にできること...
「小規模から超大規模まで、10近くの様々な規模の業務システムでソフトウェアアーキテクチャ設計に携わっている。そのうちの2つの中規模システムは主たる設計者として参加している。」
「業務アプリケーションから基盤ソフトウェア、開発支援ツール類までの設計・実装をしている。」
「業務システム開発の技術リスク監査ができる。」
「業務モデリングもある程度できる。」
「Domain-Driven Designをわりとよく理解している。」
かなぁ。
Value/相手にどんなメリットをもたらすか
ううむ、難しくなってくるな...
「どんな規模のシステムでも、ソフトウェアアーキテクチャ設計できますよ」
「インフラだけでなく業務もある程度わかるので、ソフトウェア全体の最適化の役に立てますよ」
「業務モデリングによる業務最適化も考慮したシステム開発ができますよ」
「DDDアプローチによる、柔軟性の高いシステム構築に対応できますよ」
こんな感じだろうか。
最後に、コンテンツを考えるうえでのヒントをメモって終わりにする。
- 能力
- 実績
- 意欲
- 脳に汗をかくくらい頭を使う
- ビジネス上の修羅場を経験する
- 自分の名前で仕事をする
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