奥さんと赤坂BLITZに行ってきた。改装後ははじめてのBLITZ。ライブのパフォーマーは、ミリオンヒットを出した経験もあるものの、最近はそんなに売れていないミュージシャン。ちなみに自分はそのミュージシャンをそんなに好きではないので、行く前はいつも気がすすまないのだけど、実際行ってみるとライブというのはやっぱり良いものだと思って帰ってくる。
このライブ、赤坂BLITZでやるにも関わらず、スタンディングではなく席が用意されていた。なので、満席にも関わらず600人弱しか入っていない。
チケットは一枚あたり6300円なので、チケット売り上げはせいぜい400万円。企画立てて、ハコ押さえて、ミュージシャン集めて、リハやって、当日スタッフ雇って、演出決めて、機材用意して、ステージセッティングして…などなど考えると、400万というのは非常に心もとない数字に思える。チケット業者にも何パーセントか流れてるだろうし。相場をまったく知らないんだけど、他のライブハウスの相場から推測するに、ハコ代だけで200万くらいいってそうだし。
ライブは基本的に、チケットでは収支プラマイゼロくらいで、物販で稼ぐと聞いたことがあるけど、物販顧客の母集団が600人じゃあ売り上げもたかがしれている。客単価が2000円で300人買ったとしても60万。実際ここまで買ってるかどうか。となると、本当に収支トントンくらいなのだろうか。
それなりに有名なミュージシャンがそれなりに有名な場所でやってるのに、動くお金の量があまりに少ないことに驚いてしまった。TVアニメのDVDの初動枚数が、ベスト10でも5000枚くらいなのを知ったときも驚いたんだけど。
ピアプロ/ニコニコで活動しているジミーサムPことOneRoomという人がいて、最近気に入ってずっと聴いている。最近、既発表曲のiTunesでの配信(タイトルは「Resound」)がはじまり、アルバムランキングで最高3位に入っているのを知った。アルバムで買えば900円で、ピアプロにいけば無料でMP3も手に入る。彼がライブすることはないだろうし、一般に広く知られることもないだろうけど、自分は金を払って買うCDよりもこっちの方を気に入って聴いている。音質が良さそうならあらためてiTunesで買うかもしれない。iTunes plusだったし。音楽活動に直に関わっている感じもあり、とにかく距離が近いのも良い。
とりとめがなく、まとまってもいないんだけど…若い人を中心に文字情報で起きてること、ひょっとして音楽でも起きる…のか?
コメント