ついに、Roombaを購入してしまった。これで、長らくお世話になったロボモップともお別れ。
以前からRoombaは気になっていたが、家に置くにはあんまりなデザイン(Roombaディスカバリーとか、ダサすぎて家にいて欲しくない)に二の足を踏んでいた。
これに対し、去年の秋頃に出た新しいRoombaは、何よりもデザインが大きく改善されていることが目をひいた。
さらに、ラグを巻き込んで止まったりすることも減り、回転ブラシで部屋の隅も掃除できるらしい。
Webサイトやビックカメラでのデモを見て本格的に欲しくなったのだが、今度は高すぎる値段がネックに。そもそも海外なら300ドルとか400ドルで売ってるのに、なんで日本に来たとたん95,000円とかになってんだよ値引きもないし!代理店ぼったくりすぎだろ!と思っていたが、ネットで色々調べていると、Roombaディスカバリーを個人輸入して使っている人のサイトを発見。アメリカのものでも普通に動いているらしい。もし個人輸入できるとしたら、350ドル程度+送料と手数料で100ドルちょいで合計5~6万。これなら買ってもいいかも…というわけで、個人輸入を決行!
個人輸入手続き
概要
基本的に海外のショップは国外へは発送してくれないので、現地の輸入代行業者を使うことになる。海外のショップで買う際に、送付先を輸入代行業者にして、輸入代行業者から日本国内に転送してもらうわけだ。
自分が使ったのは、海外ショッパーズというサイトの、エコノミーサービス。これは、現地で品物の内容を確認して日本に送るだけ、というサービス。よりグレードの高いサービスでは購入まで代行してくれるみたいだが、特に必要なかったんで一番安いのに。エコノミーサービスでは、商品代金の10%が必要で、これにさらに海外発送の送料が必要になる。Roombaの代金は約350ドル+国内送料20ドルくらいだったかな?現在の日本円だと、約4万円程度。この10%が手数料なので、約4000円とられる。海外発送の手数料は、約40~50ドルで、日本円だと5000~6000円程度。総額5万ちょいくらいだろうか。
ただし、クレジットカードの為替レートは結構悪いので、結局は6万近くかかった気がする。このあたりは、加入してるクレジットカード為替レートを確認してみて欲しい。
Roombaの購入ショップとしては、SHOP.COMというECサイトのアグリゲータ(SHOP.COMのアカウントで色んなECサイトの買い物ができる便利サイトみたいな感じ)を使い、実際にはSharperImageというECサイトから購入した。
直接SharperImageから買っても良かったが、SHOP.COMは説明の一部が日本語になっているので、なんだか安心してSHOP.COMから買ってしまった。ちなみに、SHOP.COMのサイトデザインはAmazonそっくり。一応、SHOP.COMは海外ショッパーズと提携しているようで、購入時には海外ショッパーズのサイトにとばされたりしながら入力を進めることになった。ここいらあたり、事前に関係を知っていないとわかりづらいので注意。
まとめると、流れとしては
輸入代行の仕組み
海外ショッパーズの仕組みだが、これも最初は分かりづらいので説明しておく。海外ショッパーズは個別のECサイト(例えばSharperImageとか)と提携しているわけではなく、既存の発送の仕組みをうまく(?)使って(いわばハックして)個人輸入を実現している。
ECサイトで商品を購入する際には、配送先として通常は自宅の住所を記入するわけだが、この自宅の住所に海外ショッパーズの住所を記入することで海外ショッパーズに配送させる。じゃあ、海外への転送先(元々の依頼主の住所)の情報はどうやって識別してるか、というと、海外ショッパーズより払い出されるIDを会社名記入欄とか住所2とかに無理矢理埋め込んで送信させるわけだ。具体的にはこんな感じ。
気づいた時にはちょっと感心してしまった。思いつきはするけど、ほんとにやるか!みたいな。そんなこんなで、KGSお客様番号をもとに日本の住所を割り出して転送する、と。そうそう、海外ショッパーズに支払うお金のうち、手数料は登録したクレジットカードで支払われるけど、海外発送料は着払いになっているので、現金を用意しとくこと。(今は着払いでもクレジットで払えるのだろうか?よく知らない。)
個人輸入にまつわる注意点
海外ショッパーズの梱包はしょぼい
自分のケースだけかもしれないが、海外ショッパーズは(一応)購入した製品をさらにダンボールで梱包して送ってくれる。しかし…自分の家に届いたダンボールは、どうみても使い古しのヨレヨレボロボロのダンボール。あけて中を見てみると、ダンボールよりかなり小さいRoombaの箱(というよりダンボールがやたら大きい)のまわりに緩衝剤(一応)が。この緩衝剤、ほとんどエアが抜けて緩衝してない…。
まぁ、Roomba自体は発泡スチロールできっちり箱詰めされているので、別に箱の外にさらに緩衝剤なんていらないんだけどさ。届くとびっくりするかもしれないので一応。
説明書はすべて英語
当然だけど、説明書はすべて英語。とはいえ、操作方法は特に難しくないし、翻訳サイトでも十分なレベルなので中学英語がわかればOKなレベル。
海外とは電圧が違う
アメリカは120V、日本は100V。最近の製品は、ACアダプタが100~120Vに対応しているものも多い(自分が持ってる日本製品はほとんどそう)んだけど、Roombaの場合は純粋に120V。なので、日本で使う場合には電圧が足りないことになる。とはいえ、Roomba自体がリアルタイムで給電を受けながら動くものではないので、今のところまったく問題なく動作している。まぁ、Roombaディスカバリーも同じ状態で問題なく動作してるのを確認してから買ったんだけども。
一応ビックカメラに行って店員さんにも色々話を聞いてみたが、電圧のアップコンバーターはどれもごつくて高いし、そもそも常時接続して使うようなものではないらしい。
海外とはプラグの形が違う
買って一番びびらされたのはこれ。コンセントプラグの片方の先が太くなっていて、家のコンセントにささらない。とはいえ、最近のOAタップはたいてい片方の穴が大きくなっていて、アメリカのプラグもささるようになっているので、OAタップを持っている人は試してみると良い。OAタップにさしたくない場合は、専用のアダプタも売っているので、これを買えば同じく問題なし。ちなみに、自分が買ったアダプタはビックカメラ有楽町店で買ったもの。200円くらいだったような。もちろんこれには電圧変換の機能はない。
保証がない/修理を受け付けてもらえない
実際に修理を依頼したわけではないが、Webで情報収集したところ、個人輸入したRoombaは日本での修理を受け付けてもらえないようだ。場合によっては盗品呼ばわりされることもあるらしい。まぁ、そんな話を聞いたからこそ海外から買ったんだけどね!!!ボッタクリ代理店からなんて買ってやるもんかい!
Roomba一般の注意点
桟は乗り越えられない
ビックカメラで日本の代理店のにいちゃんに聞いた時には、「桟も問題なく乗り越えられますよ!」とか言っていたが、実際乗り越えられない。たまーに乗り越えられることもあるが、下手すると桟の上で身動きが取れなくなって赤ランプ点滅とともに停止したりする。Roombaは、後述するライトハウス機能で各部屋を順番に掃除できるわけだが、桟を乗り越えられないのでは話にならない。
というわけで、桟を乗り越えられるように疑似バリアフリー化してみた。と言っても、桟の両端に家具転倒防止用のゴムをひいて、両面テープで床に固定しただけ。
こんな感じ。矢印は、Roombaの進入ルート。
簡単そうに見えるが、乗り越えられるようになるまでには結構苦労をした。単にRoombaが直線的に進んでくる場合にはどう置いてもわりとうまくいくのだが、それ以外のケース(まだ次の部屋にいく時間になっていない状態など)で桟に近づいてきた場合にゴムのまわりを動き回り、強力なパワーでゴムを蹴散らしてしまうのだ。最悪、ゴムを中途半端に吸い込んで停止することもある。
矢印のようなルートでRoombaが進入してくると、危険。左端のゴムが蹴散らされる危険が高まる。進入ルートからすると不要に見える右2つのゴムは、左からの進入に耐えるために置いてある。さらに両面テープで固定することで、今のところはたいていうまくいっている。
ライトハウス機能
これは、平たく言うと部屋を順番に掃除する機能。バーチャルウォールと同じユニットを使うのだが、バーチャルウォールモードではなくライトハウスモードで設置すると、単にRoombaに進入をストップするだけでなく、ある時間が経つと進入禁止を解除してくれる(もしかしたら、次の部屋への進入を促している…ような気もする)。で、時間が経つとまた順番に部屋を戻ってきて、最後はベースに戻って充電する…はず。自分の場合は2部屋でしか使っていないので、順番に戻るかどうかまでは確認できていないが、1部屋目開始->2部屋目へ移動->2部屋目掃除->1部屋目へ移動->ベースに帰還という動作は確認できている。たまに隣の部屋に行くことなく1部屋だけで掃除を終えてしまうこともあるので、常にうまく動作するわけではない。
言うまでもないが、(上述したような理由で)自動で部屋を移動できなければ全く意味がない機能である。
ベースへの帰還
掃除が終わったり電池がなくなったりするとDOCKランプが点滅し、自動でベースに帰ることになるわけだが、自動で帰るといっても近くにベースが検出された場合に帰ろうとするだけであって、離れた場所でベースを検出して一直線に帰ってくるわけではない。よって、DOCK点滅状態でも普通に掃除をし続け、ベースが見つからないまま停止することもあり得る。別に止まっても問題ないんだけどね。
あと、なぜかどうやってもベースに帰れなくなる場所というのがあった。具体的には、パソコンのすぐ側のコンセントにさした時に、なぜかRoombaがどうやってもベースに近づけなくなってしまった。DOCKランプは点滅しており、ベースも認識して近づこうとするのだが、一定距離近づくとなぜかまた離れてしまう。これはいまだに原因不明。ベースの場所を変更することで対処した。電磁波でも関係してるんだろうか?
障害物についての注意(キッチンマット・ラグ・ゴミ箱)
ラグも大丈夫!てな感じの宣伝を見るが、まぁ確かにラグで止まることはない。ただし、ラグのサイズが小さい(キッチンマットのようなものである)場合、ラグを押しまくってしわくちゃにしながらどこかに連れ去っていくことになる。
また、部屋に軽いゴミ箱が置いてある場合、同様にあちこちに連れ回されたあげくに転倒させられることがある。ゴミ箱を置くのであれば、安定性が高く、重心が低いものが良い。ベストなのは、Roombaが押すことができない金属製のゴミ箱だ。
たまったゴミを取り除く
初回はえらく取れるが、定期的に動かしていればそこまでたまりまくったりはしない。月に2~3回捨てれば十分。
総合して
とりあえず、ガジェット・自動化好きであることを差し引いても買って損はないと思う。ただし、5~6万で買えるなら。9万は高いかな。
以前からRoombaは気になっていたが、家に置くにはあんまりなデザイン(Roombaディスカバリーとか、ダサすぎて家にいて欲しくない)に二の足を踏んでいた。
これに対し、去年の秋頃に出た新しいRoombaは、何よりもデザインが大きく改善されていることが目をひいた。
さらに、ラグを巻き込んで止まったりすることも減り、回転ブラシで部屋の隅も掃除できるらしい。
Webサイトやビックカメラでのデモを見て本格的に欲しくなったのだが、今度は高すぎる値段がネックに。そもそも海外なら300ドルとか400ドルで売ってるのに、なんで日本に来たとたん95,000円とかになってんだよ値引きもないし!代理店ぼったくりすぎだろ!と思っていたが、ネットで色々調べていると、Roombaディスカバリーを個人輸入して使っている人のサイトを発見。アメリカのものでも普通に動いているらしい。もし個人輸入できるとしたら、350ドル程度+送料と手数料で100ドルちょいで合計5~6万。これなら買ってもいいかも…というわけで、個人輸入を決行!
個人輸入手続き
概要
基本的に海外のショップは国外へは発送してくれないので、現地の輸入代行業者を使うことになる。海外のショップで買う際に、送付先を輸入代行業者にして、輸入代行業者から日本国内に転送してもらうわけだ。
自分が使ったのは、海外ショッパーズというサイトの、エコノミーサービス。これは、現地で品物の内容を確認して日本に送るだけ、というサービス。よりグレードの高いサービスでは購入まで代行してくれるみたいだが、特に必要なかったんで一番安いのに。エコノミーサービスでは、商品代金の10%が必要で、これにさらに海外発送の送料が必要になる。Roombaの代金は約350ドル+国内送料20ドルくらいだったかな?現在の日本円だと、約4万円程度。この10%が手数料なので、約4000円とられる。海外発送の手数料は、約40~50ドルで、日本円だと5000~6000円程度。総額5万ちょいくらいだろうか。
ただし、クレジットカードの為替レートは結構悪いので、結局は6万近くかかった気がする。このあたりは、加入してるクレジットカード為替レートを確認してみて欲しい。
Roombaの購入ショップとしては、SHOP.COMというECサイトのアグリゲータ(SHOP.COMのアカウントで色んなECサイトの買い物ができる便利サイトみたいな感じ)を使い、実際にはSharperImageというECサイトから購入した。
直接SharperImageから買っても良かったが、SHOP.COMは説明の一部が日本語になっているので、なんだか安心してSHOP.COMから買ってしまった。ちなみに、SHOP.COMのサイトデザインはAmazonそっくり。一応、SHOP.COMは海外ショッパーズと提携しているようで、購入時には海外ショッパーズのサイトにとばされたりしながら入力を進めることになった。ここいらあたり、事前に関係を知っていないとわかりづらいので注意。
まとめると、流れとしては
- 海外ショッパーズに登録(購入後でも一応大丈夫)
- 海外ECサイトで購入
- 配送先/その他情報を海外ショッパーズに指示に従って記入
- 荷物が届く旨をメールで海外ショッパーズに連絡
輸入代行の仕組み
海外ショッパーズの仕組みだが、これも最初は分かりづらいので説明しておく。海外ショッパーズは個別のECサイト(例えばSharperImageとか)と提携しているわけではなく、既存の発送の仕組みをうまく(?)使って(いわばハックして)個人輸入を実現している。
ECサイトで商品を購入する際には、配送先として通常は自宅の住所を記入するわけだが、この自宅の住所に海外ショッパーズの住所を記入することで海外ショッパーズに配送させる。じゃあ、海外への転送先(元々の依頼主の住所)の情報はどうやって識別してるか、というと、海外ショッパーズより払い出されるIDを会社名記入欄とか住所2とかに無理矢理埋め込んで送信させるわけだ。具体的にはこんな感じ。
(ご入力例) | ||
First Name: | ご自分の名 (半角英字) | Hanako |
Last Name: | ご自分の姓 (半角英字) | KaiGai |
Company または Address2: | KGSお客様番号 | 会員専用ページに表示されます |
Address: | xxxx xx xxxxxx | 会員専用ページに表示されます |
City | Portland | 会員専用ページに表示されます |
State | Oregon あるいは OR | 会員専用ページに表示されます |
Zip | 97206 | 会員専用ページに表示されます |
Phone | xxx-xxx-xxxx | 会員専用ページに表示されます |
気づいた時にはちょっと感心してしまった。思いつきはするけど、ほんとにやるか!みたいな。そんなこんなで、KGSお客様番号をもとに日本の住所を割り出して転送する、と。そうそう、海外ショッパーズに支払うお金のうち、手数料は登録したクレジットカードで支払われるけど、海外発送料は着払いになっているので、現金を用意しとくこと。(今は着払いでもクレジットで払えるのだろうか?よく知らない。)
個人輸入にまつわる注意点
海外ショッパーズの梱包はしょぼい
自分のケースだけかもしれないが、海外ショッパーズは(一応)購入した製品をさらにダンボールで梱包して送ってくれる。しかし…自分の家に届いたダンボールは、どうみても使い古しのヨレヨレボロボロのダンボール。あけて中を見てみると、ダンボールよりかなり小さいRoombaの箱(というよりダンボールがやたら大きい)のまわりに緩衝剤(一応)が。この緩衝剤、ほとんどエアが抜けて緩衝してない…。
まぁ、Roomba自体は発泡スチロールできっちり箱詰めされているので、別に箱の外にさらに緩衝剤なんていらないんだけどさ。届くとびっくりするかもしれないので一応。
説明書はすべて英語
当然だけど、説明書はすべて英語。とはいえ、操作方法は特に難しくないし、翻訳サイトでも十分なレベルなので中学英語がわかればOKなレベル。
海外とは電圧が違う
アメリカは120V、日本は100V。最近の製品は、ACアダプタが100~120Vに対応しているものも多い(自分が持ってる日本製品はほとんどそう)んだけど、Roombaの場合は純粋に120V。なので、日本で使う場合には電圧が足りないことになる。とはいえ、Roomba自体がリアルタイムで給電を受けながら動くものではないので、今のところまったく問題なく動作している。まぁ、Roombaディスカバリーも同じ状態で問題なく動作してるのを確認してから買ったんだけども。
一応ビックカメラに行って店員さんにも色々話を聞いてみたが、電圧のアップコンバーターはどれもごつくて高いし、そもそも常時接続して使うようなものではないらしい。
海外とはプラグの形が違う
買って一番びびらされたのはこれ。コンセントプラグの片方の先が太くなっていて、家のコンセントにささらない。とはいえ、最近のOAタップはたいてい片方の穴が大きくなっていて、アメリカのプラグもささるようになっているので、OAタップを持っている人は試してみると良い。OAタップにさしたくない場合は、専用のアダプタも売っているので、これを買えば同じく問題なし。ちなみに、自分が買ったアダプタはビックカメラ有楽町店で買ったもの。200円くらいだったような。もちろんこれには電圧変換の機能はない。
保証がない/修理を受け付けてもらえない
実際に修理を依頼したわけではないが、Webで情報収集したところ、個人輸入したRoombaは日本での修理を受け付けてもらえないようだ。場合によっては盗品呼ばわりされることもあるらしい。まぁ、そんな話を聞いたからこそ海外から買ったんだけどね!!!ボッタクリ代理店からなんて買ってやるもんかい!
Roomba一般の注意点
桟は乗り越えられない
ビックカメラで日本の代理店のにいちゃんに聞いた時には、「桟も問題なく乗り越えられますよ!」とか言っていたが、実際乗り越えられない。たまーに乗り越えられることもあるが、下手すると桟の上で身動きが取れなくなって赤ランプ点滅とともに停止したりする。Roombaは、後述するライトハウス機能で各部屋を順番に掃除できるわけだが、桟を乗り越えられないのでは話にならない。
というわけで、桟を乗り越えられるように疑似バリアフリー化してみた。と言っても、桟の両端に家具転倒防止用のゴムをひいて、両面テープで床に固定しただけ。
こんな感じ。矢印は、Roombaの進入ルート。
簡単そうに見えるが、乗り越えられるようになるまでには結構苦労をした。単にRoombaが直線的に進んでくる場合にはどう置いてもわりとうまくいくのだが、それ以外のケース(まだ次の部屋にいく時間になっていない状態など)で桟に近づいてきた場合にゴムのまわりを動き回り、強力なパワーでゴムを蹴散らしてしまうのだ。最悪、ゴムを中途半端に吸い込んで停止することもある。
矢印のようなルートでRoombaが進入してくると、危険。左端のゴムが蹴散らされる危険が高まる。進入ルートからすると不要に見える右2つのゴムは、左からの進入に耐えるために置いてある。さらに両面テープで固定することで、今のところはたいていうまくいっている。
ライトハウス機能
これは、平たく言うと部屋を順番に掃除する機能。バーチャルウォールと同じユニットを使うのだが、バーチャルウォールモードではなくライトハウスモードで設置すると、単にRoombaに進入をストップするだけでなく、ある時間が経つと進入禁止を解除してくれる(もしかしたら、次の部屋への進入を促している…ような気もする)。で、時間が経つとまた順番に部屋を戻ってきて、最後はベースに戻って充電する…はず。自分の場合は2部屋でしか使っていないので、順番に戻るかどうかまでは確認できていないが、1部屋目開始->2部屋目へ移動->2部屋目掃除->1部屋目へ移動->ベースに帰還という動作は確認できている。たまに隣の部屋に行くことなく1部屋だけで掃除を終えてしまうこともあるので、常にうまく動作するわけではない。
言うまでもないが、(上述したような理由で)自動で部屋を移動できなければ全く意味がない機能である。
ベースへの帰還
掃除が終わったり電池がなくなったりするとDOCKランプが点滅し、自動でベースに帰ることになるわけだが、自動で帰るといっても近くにベースが検出された場合に帰ろうとするだけであって、離れた場所でベースを検出して一直線に帰ってくるわけではない。よって、DOCK点滅状態でも普通に掃除をし続け、ベースが見つからないまま停止することもあり得る。別に止まっても問題ないんだけどね。
あと、なぜかどうやってもベースに帰れなくなる場所というのがあった。具体的には、パソコンのすぐ側のコンセントにさした時に、なぜかRoombaがどうやってもベースに近づけなくなってしまった。DOCKランプは点滅しており、ベースも認識して近づこうとするのだが、一定距離近づくとなぜかまた離れてしまう。これはいまだに原因不明。ベースの場所を変更することで対処した。電磁波でも関係してるんだろうか?
障害物についての注意(キッチンマット・ラグ・ゴミ箱)
ラグも大丈夫!てな感じの宣伝を見るが、まぁ確かにラグで止まることはない。ただし、ラグのサイズが小さい(キッチンマットのようなものである)場合、ラグを押しまくってしわくちゃにしながらどこかに連れ去っていくことになる。
また、部屋に軽いゴミ箱が置いてある場合、同様にあちこちに連れ回されたあげくに転倒させられることがある。ゴミ箱を置くのであれば、安定性が高く、重心が低いものが良い。ベストなのは、Roombaが押すことができない金属製のゴミ箱だ。
たまったゴミを取り除く
初回はえらく取れるが、定期的に動かしていればそこまでたまりまくったりはしない。月に2~3回捨てれば十分。
総合して
とりあえず、ガジェット・自動化好きであることを差し引いても買って損はないと思う。ただし、5~6万で買えるなら。9万は高いかな。
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