人に教えるということ

「全部俺のモンだ孤独も苦痛も不安も後悔ももったいなくってさ、テメエなんかにやれるかよ!!」-PLANETES ハチの台詞

昔、自分がまだ学生だった頃に、色んなことをアドバイスしてくれる大人がいた。彼らの知っていること、経験してきたこと、そしてこうすべきであるということを(迷惑にも)丁寧に教えてくれるのだ。
自分はその人(たち)に対して、ずっと思っていた。俺が本来経験するはずだったものを取っていかないでくれ、って。

だからなのか、元からそうなのかはわからないけど、自分は人に何か結果を教える気が起きない。理屈を後で教えるとしても、問題にぶちあたり、悩み、考え、到達し、評価し、羞恥し、学ぶこととは比べ物にならないと思えてしまうから。たどり着いた結果だけでなく、その過程自体に価値があると思うから。

極端な意見であることはわかってるし、TPOもあると思う。一度知ってしまった後でも同じことができるのに、見くびってるのかもしれないとも思う。君みたいな人ばかりじゃないとか、やる気なさすぎとか言われてよく怒られもする ^^;

でも、これが人に教えることについての基本的な自分の考えなんだよなぁ。これはずっと変わってない。これからも変わらない気がする。もちろん人によって変えはするけど、理想はいつもここに持っている。少し前に、人を教えるにはどうすればいいか飲みながら話したことを思い出して。

ハチほど熱くもわがままでもないと思うけど、気持ちはよくわかるよ、うん。

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