2007年3月2日金曜日

Youtubeじゃなくていい

 Youtubeのニコニコ動画からのアクセス拒否、ニコニコ動画のサービス停止、そして自前の動画投稿サービス設立の構想を聞いて、「なんだ、じゃあそれでいいじゃん。Youtubeじゃなくても。」と普通に思ってしまった。それはたぶん、日本人(もしかしたらYoutube利用者)の大半が求める動画は、Youtube上に恒常的に存在するわけではなく、常に削除され、また常に誰かにアップロードされているという状況をなんとなく知っていて、Youtubeは膨大なコンテンツフローへの単なるアクセスポイントで、動画がストックされた場所という認識は持っていないから出た感想なんだと思う。
 こういう状況だと、これから先、アップロード(投稿)のフローが十分に振り向けられる得る別の場所が認識されれば、すぐにでもYoutubeと同等のサービスを提供できる(=フローを生み出しうる)魅力的な動画サイトが生まれうる、ということになんとなく気づいてしまったのだ。

 今まではYoutubeに取ってかわるほどの動画投稿サイトが生まれてこなかったけど、ニコニコ動画のようにまったく新しい付加価値を提供するようなサービスなら、かなりの人に「ここに投稿してもいっか」と思わせることができる。いったんそうなると、ニコニコ動画を中心にした新たな「フロー」が生まれることは十分に考えられる。少し前まではYoutubeは磐石だと思っていたのに、すぐにこんな転換の可能性が見えるあたり、この世界は本当に面白い。

 どこかで、「この世界は消費者に近い位置にいる者が富を得る。製品の製造業者より小売業者がもうかっていることや、テレビの制作会社ではなくテレビ局がもうかってるのはそういうこと」みたいな文章を読んだ。ここ最近起きてたことは、最初

 制作会社 > テレビ局 >消費者

こうだったのが、Youtubeが登場して

 制作会社 > テレビ局 > Youtube > 消費者

こんな感じになっていて、これが永劫続くような気がしたところへ

 制作会社 > テレビ局 > Youtube > ニコニコ動画(Rimo) > 消費者

なーんて感じに瞬く間に変わってしまいそうになってたってことで、もし消費者に近い立場がより大きな利益を得られるとすると、こんなにころころと消費者に最も近い立場というのが入れ替わるんじゃあプレイヤーとしては結構厳しいよなぁ。消費者に最も近い立場にいる者は、より上流の部分を最適に組み替えられるようになるだろうから、一番の場所を追われた瞬間に駆逐される可能性もあるし。見てる方は面白いんだけどね。

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