2006年4月10日月曜日

ITmedia +D LifeStyle:「VODでハイビジョン」がもたらす衝撃 (1/3)

ITmedia +D LifeStyle:「VODでハイビジョン」がもたらす衝撃 (1/3)

以下の部分には、激しく同意。


 いい音で、綺麗な絵で、といった抽象的な目標をがむしゃらに追い求めるのは、貧しい時代の話である。貧しいとは、消費者が貧乏という事ではなく、実現できる品質が低かった時代という意味だ。

 昔のラジオもテレビも、今に比べれば表現できる質は今より低く、とても「リアルな」とは言えなかった。だから誰でも、もっといい音で、もっと綺麗な絵で、といった漠然とした目標であっても、理想像を描くことができた。

 だが今はそこそこの機材でも、ある程度のレベルまでリアルで生々しい表現が可能になっている。これで十分、それ以上の品質が想像できない、という人たちが出現しても、おかしくない。つまり現状を超えてさらなる「良さがわかる」という人たちの人数が、昔に比べれば激減しているのである。これはあまり世の中の牽引力にはならない。


世の中、漠然とした品質向上よりも、自分が恩恵を受けているところをすぐに想像できるような、具体的な利便性を求める人が増えてきている、ってことなんだろう。
これは、違いがわからない程度の品質の違いにはお金を出さないってことでもある。自分は正直、3000円の寿司と5000円の寿司の違いはよくわからんので、少なくとも自分のために5000円も金を払うのは無駄だと思っている。どっちにしろうまいんだし。
要するに、品質向上に支払うことのできる額は逓減していくという感じがする。
十分すぎるほど品質を上げてきた企業が没落していく、という「イノベーションのジレンマ」の内容にも通じるところがあるのだろうか。

品質、というのをむやみに使いすぎな気がしてきた。
一般的な製品についての品質カテゴリがわからないので、ソフトウェア業界で一般に使われている品質特性をあげてみると…
・機能
・使いやすさ
・信頼性
・性能(速度)
・安全性
こんな感じになる。このうち、映像/DVD業界で何が起きているか、またソフトウェア/SI業界で何が起きているかは追って考えていくことにする。

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