2007年6月6日水曜日

話すチカラをつくる本

同僚から借りて読んだ本。なんとなーく意識はしてはいるが、徹底はできていないことをはっきり再認識させてくれる本だった。薄くて読みやすく、30分もあれば読み終わることができる。

伝わる7つの要件
 自分の意図をうまく相手に伝えるための要件として、この本では
  1. 自分のメディア力
  2. 意見
  3. 論拠
  4. 目指す結果
  5. 論点
  6. 相手にとっての意味
  7. 根本思想
の7つをあげている。個人的に普段徹底できてないケースが多いなぁ…と感じたのは、「論点」「相手にとっての意味」「根本思想」の3つ。仲間内で話してる時は次第に論点がずれていってgdgdになることが多いし、打ち合わせや会議では、やりたいことを通そうとするあまり、相手にとっての意味を考えず、いい結果にならないことがままある。相手の意見に対して自分の意見を述べる際に、「なぜ」自分がそう思うか、を説明しきれない時には「根本思想」を明確に意識できていないことが多い。

考える方法
 最近、”記憶”はよくしているが、昔に比べて”考える”ことが減ったような気がしている。情報が多すぎるのか、記憶や整理だけで手一杯で、じっくり考えることができていない。この本では、考える方法として、「問いを立てる」ことを提案している。ただし、下手な問いを立てるとすぐに考えは行き詰まってしまう。うまい問いを立てるためには、以下のようなことを意識すると良いらしい。
  • とにかく書き出してみる
  • 「現在の自分」を中心に、時間軸を広げてみる
    • 過去
    • 未来
  • 「現在の自分」を中心に、空間軸を広げてみる
    • 所属組織
    • 社会
    • 世界
  • 論点をうまく選ぶ

正論はなぜ通じないのか?

 たまに正論をぶっ放してしまい、ぎくしゃくしてしまう自分。これは、たとえ意見自体は正しくても、目線が相手より上になってしまっているから。こうして相手を見下しつつ発言すればするほど信用は低下し、メディア力も低下する。こうならないためのポイントとしてあげられているのが、以下。
  • まず相手理解をしっかりと
    • 理解や共感を正直に示す
  • 背中を見せる
    • 相手にではなく、問題に向かって話す
  • 自分の経験について話す
  • 問いを共有する
    • 答えについて話すのではなく、問いを共有する
レバレッジ・メモに追加。

2007年6月5日火曜日

レバレッジ・リーディング

どこかのBlogで紹介されていた本が、職場の共用戸棚にあったので読んでみた。

 まず、この本で紹介している本の読み方は、すべてのジャンルについて当てはまるわけではないというのは、本の中ではっきりと明記されているにもかかわらず忘れがちな点だ。実践の際にはこの点をしっかり押さえた上でないと、本を読むのがつまらなくなり、読書の習慣に悪影響を与える可能性すらある。
 この本が対象にしているのは、本を「仕事に役立てるため」に読むケースのみであり、「純粋に楽しむため」に読むケースは対象にしていない。言い換えると、ビジネス書と言われる分野の本をいかに仕事の生かすか、という本なのだ。小説や、興味がある(が仕事には関係のない)ジャンルの本を読む際に使ってしまうと、完全に台無しになるので気をつけること。小説を読むときにこのような読み方をする人はいないと思うが、仕事半分・興味半分といった本を読む際には迷ってしまう可能性もあるので。

多読の人は既に実践していることが多い
 実際の本書の内容だが、本代を月に3~5万普通に使っていた(過去形)自分にとっては、自然と身に付いている内容も多かった。
  • 速読より多読(精読より、同じ種類の本をたくさん読む)
  • 読み始める前に、著者の経歴・その他の著作・目次・はじめに・おわりにを読む
  • 迷ったらとりあえず買う
  • ほとんどの本は二回読むことはない
  • メモだけ取って本は捨てる
  • 興味を持続させるため、あえて簡単な本から入る
  • ネット書店とリアル書店の使い分け
  • 自分にあった読書環境を見つける
    • 自分の場合は、電車の中と道路を歩きながら
  • 本のストックは切らさない
  • ダメな本はすぐ捨てる
  • 気分の振れ幅にあわせて複数の本を持ち歩く
本書で学んだ点
 逆に、本書で学んだ点は以下の通り。
  • レバレッジメモのために、本にラインをひきまくる・余白に書きまくる
  • 読了までの時間をあらかじめ制限する
  • 読書(の一部)は「投資」であり、本を選ぶ際には投資のアナロジーが有効
  • 良い本を人に贈ることで考えを共有する
  • カラーバス効果
    • 読む前に目的を定める
  • レバレッジメモの管理の方法
 これまでも気に入った本の内容はメモしてきたが、それをビジネスに生かせるまでにまとめきることはできていなかった。今後のまとめの形式として、レバレッジメモはかなり参考になった。

本は必ず買わなければならないか?
 本書では、本は必ず自分で買え、でないとやる気がでないし書き込めない。図書館もダメという話があったが、現在僕はかなり頻繁に図書館を利用しており、以前ほど書籍を買いあさってはいない。結婚後、自分の収入と支出を見直し、なんでも買いあさるというスタイルではあまりに無駄が多いと思ったからだ。月4~5万の支出はバカにならないし、そもそも買った本でも図書館にあるものが多い。借りれるものを買うのはお金の無駄だし、手当たり次第に買いあさって積んでおくのはあまり賢いスペースの使い方ではない。共同生活をしていればなおさらだ。
確かに余白に書きまくることはできないが、付箋紙を貼って必要に応じて書き出すだけで十分レバレッジメモのネタになるので、無理してすべてを買う必要はない。買う本と、借りる本をうまく使い分けることが、賢い投資のやり方だろう。

レバレッジメモのためのツール
 普通のワープロでよさそうだが、ローカルにため込んでいては好きな時に閲覧することができない。Wikiでも良いが、商用のWikiツールは何かしら広告が挿入されるし、左右のメニューカラムのせいで印刷すると文章表示エリアがかなり小さく、いまいちだ。というわけで、僕は現段階ではGoogle Docs&Spreadsheetを使っている。オンラインで使えるし、レバレッジメモ程度の用途なら十分な編集機能を持っている。印刷でよけいなものも出力されないし、タグで整理も可能。おすすめ。