2007年3月31日土曜日

この1年で

  • 今さらながら、正面突破以外の方法を覚えた。正攻法は、気持ちいいけど自己満足になりやすい。少し下がって見渡してみれば、多少仮面をかぶれば、道はいくらでもある。突破口を見つけたら、しつこくやり続けること。
  • 誰でもエネルギーが足りないときはある。エネルギーを貯める方法は、休むことじゃなく、簡単にできることを間断なくやり続けること。
  • どんな環境でもポジティブに頑張れるのは理想だが、常にみんなそれができれば苦労はない。そういう場合は、思い切って環境を変える方がいい結果が出やすい。
  • 人に説教する時は、3本指の法則を思い出せ。人差し指以外の3本は、自分を指している。自分はそれを言う権利があるのか?
  • どんなにイヤな環境でも、去る時にはやり残したこと、できなかったことが気になる。去った後には、もう挽回はできない。

さて、心機一転、やりたいようにやるぞ。ふっふっふ…やりたいことはいくらでもあるぞ…。とりあえず、はじめる前に桜でも見に行こう。

Swing Application Frameworkを調査する-能書き-

 次の仕事で、リッチクライアントのシステムをやることになった。クライアントサイドの環境を選定する必要があるけど、FlashやFlexやAjaxの技術者はいないし、Swingを生で書くのはいやだ。サーバーサイドはJavaで決まっているので、サーバ/クライアントの技術者はそろえたい。せめてSwingにもう少し高次のフレームワークがあれば、採用できるのに…。前回はSwingフレームワークを自作したけど、サポートがかなりつらかったし出来もいまいちだったので、今回は既存のフレームワークを探してみた。そこで目をつけたのが、Swing Application Framework。JSR-296として提案・承認されており、Java7では標準に取り込まれる予定のSwingアプリケーションを作成するためのフレームワークだ。

 2007年3月現在ではバージョン0.21、プロトタイプと位置づけられているが、NetBeansによるサポートが予定されており、そのDemoを見るとかなり期待できそうだ。ただし、NetBeansへの組み込みはもう少し先、M9以降になりそうなので、まずはSwing Application Frameworkそのものから調査していく。

 まずはJSR-296の日本語訳、次にjava.netのSwing Application Frameworkのドキュメント日本語訳、サンプルアプリケーションの調査、関連仕様(JSR-295/294)の調査という順番で進めていきたい。

2007年3月22日木曜日

書籍管理サービス「ほんつな」

 私本管理、Bookshelf Application、Socialtunes、ブクログなどをさまよい歩いた結果、現在僕がメインで使っている書籍管理サービスが、「ほんつな」。このサービス、持っている書籍を管理するという目的で使う分には結構よくできている。

MY本棚機能で、持っている本を管理
「ほんつな」でアカウント登録することにより、「MY本棚機能」を使うことができる。これは、Amazon検索で見つかった書籍に、以下の属性を付与して記録する機能。
  1. 書籍名
  2. 所有・未所有
  3. 既読・未読
  4. 購入予定あり・なし
  5. 評価
  6. カテゴリ(カスタマイズ可能)
  7. 備考(登録候補は自分で作成)
それなりに属性はそろっているが、独自のタグをつけられないのは寂しい。備考とカテゴリは自分で設定できるため、最大2つまでならタグ代わりに使うことも可能だが、もともとタグを組み込んだサービスに慣れていると、やはり苦しい。書籍の検索→登録の流れ自体はストレスなく登録できるレベルに快適で、さくさく登録していける。

登録した書籍はもちろん、付与した属性で検索できる。しかし、現在のところは検索パラメータの指定方法にかなり制限があり、2~7の属性については、それぞれ1つずつ合致する項目を選択することしかできない。わかりやすく「6.カテゴリ」 で例をあげると、「コミック」というカテゴリに所属する書籍を検索することはできるが、「コミック」以外の書籍を検索することや、「コミック」と「小説」の両方に該当する書籍を検索することはできない。この部分については、望みの書籍を1冊探し出す程度の使い方であれば問題ないが、自分の持っている書籍の傾向を分析したいような場合に問題になってくる。改善に期待したい。

書籍情報部分はオープン、ログインなしで使える
「ほんつな」のサイトは大きく2つの部分に分かれており、
  1. ログインしないと使えない、MY本棚やブログサービス部分
  2. ログインしなくても使える書籍情報提供サービス部分
このような構成になっている。書籍情報を提供している部分は誰でもアクセスできるようになっており、商品ごとにトラックバック用のURIも持っている。そのため、トラックバックを使って書籍情報ページから書評エントリにリンクさせることも可能だ。ほんつなのサービス自体はマイナーだが、オープンな書籍情報ページに自由にトラックバックできるというのは、Bloggerとしてはうれしい。

ソーシャルな機能はかなり弱い
基本的には、自分の書籍情報の登録・検索、ブログへの書評の書き込みくらいしかできず、MY本棚の内容に応じておすすめの本が表示されることもなければ、近い嗜好を持ったユーザーとつながるわけでもない。このあたりは、他の書籍管理サービスに比べると弱い部分だ。おすすめの書籍はAmazonで代替できるが、ユーザー同士のつながりがないとなると少しさみしい。


現時点では不満もあるが、書籍管理に特化したコンセプトが目的に合致した点や、インタフェースが使いやすいことから、現時点ではベストのサービスと判断した。データのエクスポートはできないが、他のサービスに比べると運営への不安も少なそうだ(UIから来る単なるイメージだが…)。

僕の場合、読みたい本は今まで
  • Amazonのウィッシュリスト
  • 図書館の予約リスト
  • del.icio.usのブックマーク
この3つに分散しており、図書館に入荷していない書籍についてはdel.icio.usの中に埋もれていき、次第に忘れていくことが多かった。これからは、MY本棚の「未所有」「未読」として登録することで、定期的に棚卸しできそうだ。また、所有している本から不要なものを捨てる場合にも、検索できると何かと便利だ。

補足:Nintendo DSブラウザでは?
僕 の家では、本棚はPCとは離れた場所にあるので、効率よく入力するにはPCの場所まで本を持ってくるか、本棚までノートPCなどを持っていかなければいけ ない。うちは据え置き型のノートしかないので、Nintendo DSブラウザが使えれば結構いけるのでは?と思ってためしてみた。

結果は、Nintendo DSゆえの画面表示の遅さはあるが、商品検索も登録も普通に可能。効率があがるかどうかは微妙だが、登録には何の支障もない。大量に持っているコミックのシリーズなど、寝ころびながら登録してはどうだろう?

関連リンク:
書籍管理としてのSocialtunes
書籍管理をソフトウェアで
Nintendo DSブラウザを買ってみた。
Nintendo DSブラウザでRSS

2007年3月21日水曜日

splumeの3Dプラットフォームとしての実力は?

で、実際splumeはどうなのかって話なんだけど、結論を先に言っちゃうと「仮想世界というより3DのSNSで、取っつきやすいが、現段階ではあまり可能性は感じない」。その理由を挙げていくと、以下のようになる。

カスタマイズ機能の低さ
まず、致命的なのはこの点。Second Lifeでは、何でもアリなくらいアバターもカスタマイズできるし、好きな動きをする好きなモノが作れてしまう。それに比べてsplumeでは、モノは作れないしアバターは基本5タイプに多少変更がかけられる程度。ほとんど同じようなキャラばかりで世界がうまってしまっている。
ユーザーが作成する多様なモノが世界に偶有性を与えているSecond Lifeと異なり、splume主催者が用意した世界で遊ばされている、という感覚が非常に強い。

SNSに特化した組み込み機能
カスタマイズ機能が低いからこそなおさら気になってしまうのが、この点。splumeのCRブラウザには、デフォルトで日記のやりとりやフレンズリストのようなものが組み込まれていて、自分では何もできないユーザーがsplume主催者から与えられた、この世界での唯一の楽しみといっても良いものだ。
3DSNSとしてはこれで良いと思うが、3D仮想世界のプラットフォームとしての可能性に惹かれている僕のような人間にとっては、単なるアプリケーションであることの宣言にも見えてかなり興味をそがれる。この程度のやりとりなら、mixiでやれば良い。

Second Lifeに輪をかけてわかりづらい世界構成
Second Lifeもかなりわかりづらいが、この世界の「空間」と「セル」の仕組みもかなりわかりづらい。Second Lifeは、どちらかといえば世界を「現実の地図」のように扱っている。地図があり、各エリアの地理的関係も存在する。エリア間の行き来ができたりできなかったりと、システム上ややわかりづらくなっている点はあるが、基本はあくまで「3D世界」なので、現実と同じような感覚で移動できることが多い。
一方splumeの場合は、(そのアーキテクチャ上の決定からか)世界を「Web」として見ているように見える。世界は互いに独立した「空間」から成っており、「空間」は互いにハイパーリンクでつながっていて、ワープして移動する。これは、「文書」の構造を示すには良いと思えるが、「3D世界」の構造を示すにはわかりづらすぎる。

ビジネスの匂いがしない
世界のあちこちには、既に「じゃらん」や「R25」の広告が満ちているが、後で参加したユーザーがビジネスをはじめられる気配があまりない。そもそも、現段階では世界の中に貨幣は存在しない。

管理嗜好の強さ
CNETの記事によると、アバター用アイテムのアップロードは課金があるが、お金を払えば自由にできるわけではなく、著作権侵害対策として運営側がチェックするらしい。ということは、リアルタイムのアップロードは無理なわけで、ユーザーからすると使い勝手の悪さという形で返ってくる。ビデオ共有サイトの戦いでもそうだったが、こういった、管理嗜好が強く、ユーザビリティを犠牲にする(要するにオープンでない)ような形のサービスにユーザーが群がることはあまりない。

今後どうなっていけば期待できる?
CNETのタイトルに「オープン」という言葉があったが、各セルがURIを持っており、世界をVRML2.0で記述できるという技術的なオープン性は持っているため、今後の展開によっては主催者が管理するサーバーに依存することなく世界を構築でき、Webのような3D世界の集合の基盤になる可能性はある。
しかし、現段階では作成した空間はsplumeに登録しなければならないため、結局は現在のWebのような広い意味でのプラットフォームのオープン性は備えていない(自分が作成したWebサイトを、必ずWebを牛耳るどこか1社-たとえばMicrosoftとかGoogleとか-にアップロードしなければ公表できないようなものだ)。また、今のままでは肝心の3D世界でできることが少なすぎるため、プラットフォームとしては貧弱すぎるだろう。
よって、こんな風にすれば良いんじゃないだろうか。
  • splume主催者が管理を手放す
    • 他業者が「空間」をホスト可能にする
    • 素材のアップロードをYoutubeのような事後チェック方式に変更する
    • CRブラウザ以外から仮想世界にアクセスできるようにする
  • splumeの拡張性を高める
    • アバターの種類を固定化するのではなく、もっとユーザーが自由に作れるようにする
    • 動作可能なモノを作れるようにする
  • RMTを導入する
    • ユーザーが自分のアイデアでビジネスを起こせ、現実世界にフィードバックできるようにする
結局、Second Life+Webみたいになってしまってるけど…空間/セルにURIを持たせて、Webのようにハイパーリンクで飛べるというのは、デメリットもあるけどメリットも大きい。ここをうまくいかしつつ、Second Lifeが実現しているような機能を取り込めば、かなりいいセンいくんじゃないだろうか。

関連リンク:
「splume」を試してみた

「splume」を試してみた

 Second Lifeが話題の3D仮想世界。もうちょっとオープンなのができるといいのになぁ…と思っていたところに、

日本版Second Lifeとなるか?--オープンな国産仮想世界「splume」が登場


こんな記事が。さっそく試してみた。

開始までのステップ
■splumeのサービスに登録
まず、splumeのサイトにて、splumeを今すぐはじめたい!からHUB登録ページに進む。HUBというのはsplume世界のアバターのこと。アバターは、
  • ボックル(2頭身の子供のようなタイプ)
  • 8頭身男性(Second Lifeの普通の人間に近いタイプ)
  • 8頭身女性(Second Lifeの普通の人間に近いタイプ)
  • ワンニャ(4足歩行の変な動物)
  • フロボ(1人乗りUFOに乗ったロボットのようなもの)
の5種類に分かれており、どれか一つを選択することになる。気をつけたいのは、現段階では少なくとも一度選択したアバターの種類は後で変更できない、ということ。Second Lifeなら、後で体型レベルで変更できるが、splumeではアバターのカスタマイズがかなり制限されている。僕はフロボを選んだが、変更はパーツの色変更だけだった。
アバターの他には、氏名・性別・生年月日・住んでいるエリアなどを登録すれば完了になる。

■CRbrowserのダウンロード/インストール
登録完了後、CRbrowserという専用ソフトをダウンロードし、インストールすれば準備完了。なお、CRbrowserのインストールには管理者権限は不要。

■CRbrowser立ち上げ
デスクトップにできたアイコンをクリックすれば開始できる。



CRブラウザの起動後にログインすると、メインのブラウザの周囲に様々なウィンドウが立ち上がる。僕の環境では、
  • 本人情報の閲覧・設定のためのサブウィンドウ
    • 会員情報の編集や日記の記入、アバターのカスタマイズなどができる
  • アクティブフレンズリスト
    • フレンズの一覧が表示され、チャットの開始やプロフィールの確認ができる
  • メインチャット
    • オープンなチャットの状況が表示される
  • ジェスチャ一覧
    • 動作可能なジェスチャが表示される
の4つが起動した。起動後にできることとしては、エリア内の移動、他のエリアへのワープ、他人とのオープン/クローズなチャット、ジェスチャといった感じ。

splumeの世界-空間とセル-

splumeの世界は、まず独立した「空間」というものに分かれているようだ。この空間は、Second LifeではSIMになるのだろうか?ログイン後は、南国・宇宙といったいくつかの空間から1つを選んで移動することになる。

さらに、この空間は「セル」というものから成っており、この「セル」の1つ1つがURI(アドレス)を持っているようだ。CRブラウザには、Webブラウザのように「アドレスバー」「進む・戻るボタン」などがついており、セルごとにアドレスが付与されているほか、戻るボタンで前のアドレス(=セル)に戻ったりできる。このあたり、Second Lifeとは違って既存Webユーザーをかなり意識しているようだ。
なお、このアドレスは「http://~」ではじまっているため、Webブラウザでもアクセスできる。実際にアクセスしてみると、このセルの定義を記述したテキストデータを見ることができる。Webとの親和性が高い作りになっているので、今後はWebブラウザ上で動作するプラグインの登場も考えられるだろう。

ちなみに、この「空間」はユーザーが独自に作り、登録することができるようだ。ただし、現段階では登録機能が凍結されており、新規登録はできない。

splumeでのコミュニケーション
splumeでは、セル内のすべてのユーザーに届く会話と、特定のユーザーにのみ届く会話の二種類が用意されている。すべてのユーザーに届く会話は、前述の「メインチャット」ウィンドウに表示される。
これはSecond Lifeのチャットと似ているが、Second Lifeと違い、同じセル内ならどれだけ離れていても届く。
また、プライベートなチャットは相手に依頼する形になり、依頼された側は拒否することもできる。

また、Second Lifeと同様に相手とフレンドになることもできる。試しにsplume内で出会った相手にフレリク(フレンド登録依頼?)を送ってみたが、なぜか届かなかったようだ…。

と、現段階でできることはほぼ尽きてしまった…

2007年3月19日月曜日

書籍管理としてのSocialtunes

Socialtunes
モノを登録することでつながるSNSサービス。Amazonのサービスを最大限に利用していて(というより、ほぼAmazonのラッパー状態?)Amazonで検索できるモノはすべて対象になっている模様。
今回は、書籍管理のためにSocialtuneを使ってみた。

モノ管理の基本機能は備わるが、アルファ版ゆえの甘さが目立つ
Amazonの機能でモノを検索し、それを「もちぺた」「ほしぺた」「なうぺた」「れびゅぺた」のいずれかに分類して管理でき、さらにこれとは別に独自のタグをつけることもできる。単純にタグをつけられるだけでなく、必ず必要になってくるであろう「所持品」や「欲しい品」をデフォルトで用意しているあたりは好感が持てる。
ただし、個人的には好印象はここまで。まず用語の意味がわからないため、どう使っていいかよくわからなくなった。書籍の場合、持っていたけど手放したものや、借りて読んだものなど、「所持」はしておらず、「欲しい品」でもないが、記録に残したいものがある。なうぺたやれびゅぺたがそれに対応するのかは、よくわからず、とまどってしまう。ヘルプは存在するが、クリックすると「sorry now on maintenance」とだけ表示され、利用できない。

ソフトウェアの安定性や信頼性に疑問あり
小説やコミックスなどのシリーズ物を登録する場合、最初に一気に登録して、タグは後で一括付与したいケースはよくあるだろう。実際この操作を行ってみたところ、タグ付与のボタンを押したあと、いつまでたってもレスポンスがかえってこない。最後は真っ白な画面になってしまい、操作がどうなったかはわからなくなってしまった。タグの一括付与をすると、たいていこういう結果になって、まともに操作できない。
あとで確認してみると、どうも途中まで付与されて終わっていて、ソフトウェアの作りそのものにも疑問を感じる。

また、誤って既に存在するタグを新規タグとして書籍に付与すると、普通に付与できてしまった。同じ書籍に同じタグが二つついてしまうわけだ。これも、Googleやdel.icio.usなどの操作に慣れた人にとっては気持ち悪いんじゃないだろうか。

セキュリティ面での配慮のなさも
また、ユーザーの登録時も、メールでの確認があるわけでもなく、他人のメールアドレスで登録できてしまう。全体的に手抜きの印象は拭いきれない。


また、個人的な問題だが、URLフィルタにより職場からアクセスできないという点もあり、総合的に考えて使用は厳しいと判断した。アイデア自体はとても良く、カジュアルに欲しい本をメモするような使い方であれば良さそうだが、自分の書籍をすべて登録して管理する目的では、やはり作りの甘さが足を引っ張る。早くアルファ版を脱却してくれることを切に願う。

補足:Nintendo DSブラウザでは?
僕の家では、本棚はPCとは離れた場所にあるので、効率よく入力するにはPCの場所まで本を持ってくるか、本棚までノートPCなどを持っていかなければいけない。うちは据え置き型のノートしかないので、Nintendo DSブラウザが使えれば結構いけるのでは?と思ってためしてみた。

Nintendo DSゆえの画面表示の遅さはあるが、商品検索は普通に可能で、商品詳細ページも表示可能。あとは、詳細ページで「もちぺたに追加」「ほしぺたに追加」あたりのボタンをクリックすればOKのはず…だが、なぜか動作せず。ちなみに、すぐ下の「レビューを書く」ボタンはちゃんと動く。

というわけで、Nitendo DSブラウザでは登録はできませんでした。残念。

関連リンク:
Nintendo DSブラウザを買ってみた。
Nintendo DSブラウザでRSS
書籍管理サービス「ほんつな」
書籍管理をソフトウェアで

2007年3月18日日曜日

間接照明とアロマ

リラックスのための間接照明

頭がよくなる照明術という本をご存じだろうか?少し前にBlog界隈で話題になっていた本で、簡単に説明すると、
  • 人間は太陽の動きにあわせて体を調整する
  • 頭上に白い光があると、"昼"と認識して活動的になる
  • 低い位置にオレンジ色の光があると、"夕方~夜"と認識して体をリラックスさせる
  • 自宅でリラックスするときは、一般家庭で多用されている白いシーリング(天井に取り付けられた)ライトではなく、オレンジ色の間接照明を使うと良い
  • このような照明は、飲食店を中心にいたるところに応用されている
というような内容。確かに、家でも寝る直前まで白いシーリングライトを浴びているとあんまりリラックスできていないような気がするし、睡眠も浅くなって疲れが取れづらいような気がしていた。そこでまずは、試しにガラステーブルライトガラス床置きライトなんかを買ってみたところ、かなりいい感じでリラックスできる。他の部屋にも配置すべく、追加で購入するライトを探していたところ、先日無印良品でアロマウォーマーを見つけたので買ってみた。

間接照明+アロマでさらに快適に

アロマウォーマーは、キャンドルを用いるアロマポットと異なり、電球の熱で香りをおこす。アロマキャンドルのように火を使うものはなかなか気軽に使えないが、電球なら誤って燃えたりする心配はない。15Wと消費電力も小さく、何より良いのは間接照明としても使えることだ。



見てのとおり、ガラステーブルライトとほぼ同じ見た目で、実際同じように使うことができる。値段もまったく同じだ。上部の小さな皿に、アロマオイルを入れることで、香りが広がる。アロマオイルは結構高いが、CanDoなどの100円ショップでも売っているので、お金をかけずに手軽に試してみることができる。

照明効果は小さいが、より雰囲気の良いものも

無印のアロマウォーマーにはもう1種類、これまた顧客の意見をもとに新規開発したものがある。こちらのBlogで紹介されている写真がわかりやすいが、
よりキャンドルに近い雰囲気が得られて、かなりいい感じだ。しかも、こちらはガラスタイプのものよりずいぶん安い(¥1900)。ベッドサイドなど、あまり明かりが必要でない場所に置いたりするとよさそうだ。


2007年3月17日土曜日

何か、売春が悪かどうかとかそういう話で盛り上がっている

 いやー…。個人としては、身内には売春なんてして欲しくないよ。そういう意味だとやっぱり、今のコンテキストからすれば僕は差別者になるんだろう。そもそも、"差別"が意味しているのが僕とエントリたててる他の人とが同じかどうかも疑わしいし、議論の基盤があやしいから前に進みそうにないんだけども。その前に、"前"がどこかもわからないし、"前"を目指しているかどうかも怪しい。なんか、最近の議論ってこんなんばっかりなような気がする。考えるところはあるけど、巻き込まれたくはない。

 大上段から、そりゃもうToBeな感じで「職業差別なんてあってはならん!」という人と、身近な自分の感覚として「まぁ、そういう人もいるししょうがないよね」という人がいるように思うけど、心の中に両方持ってる人も多いと思う。
 僕自身としては、恋人や配偶者に対しては普通に独占欲も働くし、病気からくる健康の心配もあるし、収入という意味でも将来の心配がある。どう考えてもなって欲しくない。
 そしてそれ以上に、社会的・文化的な影響から、生理的に「やるのもイヤだし、やってる人もイヤだ」という気持ちが僕の中にあることは、残念ながら拭いがたい。これは、おそらく生物としての人間が持ってる感覚じゃなく、社会的なものからくる感情で、こういう気持ちを持っている人は多いだろう。

 そういう意味で差別が「構造」的な問題だというのは同意だけど、その構造的な問題で持った印象をブログエントリで述べることに対して烈火のごとく怒るのはなんか違うんじゃないかなぁと思ってしまう。まずはやっぱり、自分の中の感覚や立ち位置を表明しないと話はできないわけで、そうでなければ「とにかく相手を攻撃すればいい」みたいになりそうで。

 自らの努力で、なのか、偶然ピュアな思想ではぐくまれて、なのかは知らないけど、売春に対する特別な感情が全く働かない人は幸運だ。売春に対する特別な意識が社会から刷り込まれてしまったがゆえに、そうなりたくてもどうやってもなれない人もいるのだ。あからさまに侮蔑の言葉を投げるような人間・エントリを批判するのはかまわないけど、その他大勢のやるせない気持ちを持っている人も巻き込んで攻撃するような発言はあまり好きになれそうもない。自分の育ってきた境遇を、みんなにとっても所与だと思うのは傲慢だ。

 相手の立場を深く察する想像力なんて持てるはずはないけど、忘れたくはない。こっそりと、Wisdom Of Crowdsの何かのはしくれになることを希望しつつ、独り言。

2007年3月15日木曜日

初心者BloggerのためのGoogle Analyticsつまみ食い

 以前、Bloggerの新しいレイアウトでGoogle Analyticsを使ってみたわけですが、これは本当に使ってみただけのクソエントリだったわけです。なんでクソエントリだとわかったかと言えば、Google Analyticsを使ったからなのです。なんだか再帰的っぽいですが。

 Google Analyticsの導入後、ある程度データがたまるまでは、ログイン直後の概要ページでグラフだけ眺めていればわりと満足してしまいます。実際僕もそれで満足していたんですが、今日は暇だったので、Google Analyticsのヘルプページ(ちゃんと日本語版があります)を読み、かわちれいこさんのGoogle Analytics入門も一から読んでみました。やっぱり、眺めているだけじゃわからない発見があるもんですねー。主にBlogを含む個人サイトを運営している人に役立ちそうなところを抜粋して紹介します。まずは、Google Analyticsの仕様から。

閲覧時間
 まず、少し前に404 Blog Not Foundさんまわりでも話題になっていた閲覧時間。公式には、
閲覧時間のレポートの値はどのように計算されますか。
とヘルプに書いてあり、予想通りというかなんというか、2ページ以上クリックしないユーザーは、全部1~10秒になるそうです。これは、2ページ目のクリックタイミングを1ページ目の閲覧終了タイミングとみなしているせいで、まぁ普通に考えるとそうなりますよね、という内容。


レポートデータの更新頻度
 次にレポートデータの更新頻度ですが、これもヘルプになってます。
レポートのデータはどのくらいの頻度で更新されますか
24時間+αのようです。あんまり頻繁に見に行っても意味ないってことですね。きばって分析するのでなければ、1日1回で十分。

ダッシュボードって?すべてのレポートって?
 「ダッシュボード」の内容は、「すべてのレポート」の内容のサマリー/ショートカット集になっています。なので、すべてのレポートの中の詳細なコンテンツを見れば、ダッシュボードに表示される情報はすべて見たことになります。 言い換えると、「すべてレポート」の内容をいくつかピックアップして、「経営層」「マーケティング担当者」「ウェブマスター」向けに再構成したのが「ダッシュボード」ってことです。
 当たり前と言えばあたり前ですが、僕は最初はよくわかりませんでした。全然別のものが表示されてるのかと思ってました。

ここからは、分析。

人気ページの表示
 この辺はまぁ普通に、みんなができるはずと思っていること。

「すべてのレポート」→「コンテンツの最適化」→「コンテンツのパフォーマンス」→「上位のコンテンツ」で表示できます。表示された表のカラムをクリックすることで、「何」の上位なのかを以下のものに変更できます。
  • 固有の訪問数
  • ページビュー数
  • 平均閲覧時間
  • 離脱率
  • $インデックス
また、円グラフが苦手な人は、グラフ右上のアイコンで棒グラフに変更できます。

 ちなみにこのブログでは、『「丸山眞男」をひっぱたきたい』とその応答、さらに応答への反応についてが一番人気でした。単なるトラックバックのたまものですね。

詳しくは、こちら。
第13回 どんなページが人気ページなのか?

入り口になっているページの表示
 閲覧してくれた人が、どのページから入ってきているかがわかります。Blogの場合は個別のエントリに直接来る人が多いと思うので、人気ページランキングとほぼ同じ内容になるのではないかと思います。

「すべてのレポート」→「コンテンツの最適化」→「コンテンツのパフォーマンス」→「ナビゲーションの分析」→「閲覧開始ページの直帰率」で確認できます。

ちなみに僕のサイトは、例にもれず人気ページとほぼ同じ内容でした。

詳しくは、こちら。
第12回 入り口になっているページはどこか?


離脱率が高いページの表示
 ここらへんから、結構おもしろくなってきます。その名の通り、閲覧者がそれ以上このサイト内の別のページをクリックせず、サイトを去ってしまった場合に最後に見ていたページです。
Blogなら、目的のエントリを見たらすぐに立ち去ってしまいそうなのであんまり関係ないかと思ってましたが、実際に見てみると、意外と「それとなーく関連するエントリ」に飛んでくれていたりするようです。その中で、閲覧数がわりと多いにもかかわらず離脱率100%のページなんてものがあったりします。僕のBlogでは、それが冒頭で紹介したエントリなわけです。ほとんど内容がないので、離脱率100%は当たり前に思えます(^^;

「すべてのレポート」→「コンテンツの最適化」→「コンテンツのパフォーマンス」→「ナビゲーションの分析」→「上位の離脱ページ」で確認できます。最初は離脱数でソートされていますが、離脱率でソートしてみるのも良いと思います。

詳しくは、こちら。
第17回 お客さんはいったいどこで「飽きて」しまっているのか?


ナビゲーションの解析
 あるページを中心に、どのページから移動してきて、どこへ移動していくのかがわかります。内容もさることながら、分析ページの見た目も結構おもしろい。

「すべてのレポート」→「コンテンツの最適化」→「コンテンツのパフォーマンス」→「ナビゲーションの分析」→「すべてのナビゲーション」で確認できます。左側のメニューで対象ページを選択すると、そのページを中心として、移動元と移動先がランキング表示されます。
 
詳しくは、こちら。
第21回 入り口ページからユーザーはどんな動線をとっているのか?

無印良品のワイドアームソファ

 以前、家の中の雑用を自動化する、だらだらしたエントリを書いたときに少し紹介した、無印良品のワイドアームソファ。IKEA、東急ハンズ、FrancFranc、大塚家具、無印良品、その他ネット通販などで結構な期間ソファを探しつづけたがこれといったものに出会えず、最後に出会ったのが先行販売がはじまった直後で、一部店舗限定で売っていたワイドアームソファだった。

ソファへの要求
 僕のソファへの要求はわりとシンプルで、こんなようなもの。
  • 値段が安い(~7万円くらいが良い)
  • 家で簡単に洗濯できる
  • ソファの下に掃除ロボットが入れる
  • 横になっても快適
ソファにはさすがに10万以上は出したくないし、シーツが汚れるたびにクリーニングなんてのは論外。まして買い換えなんて考えられない。ソファの下がせまいと、掃除ロボットはおろか掃除機を使っての掃除も難しくなるし、ソファは座るためだけのものじゃない。

なぜワイドアームソファにしたのか?
 簡単に言ってしまうと、
  • この商品を開発するにあたって参考にした顧客の声というのが、自分の要求とぴったりあっていた
  • 顧客の声を元にした商品開発の実績があった
 この2点につきた。無印良品は、過去何度か顧客の声を元にして独創的な商品を開発してきていて、そのうちの一つである「体にフィットするソファ」はすでに購入済みで、かなり満足していた。そこに、こんな顧客の声を取り入れたソファが新規に開発され、実際に店舗で座ってみても満足した。
 購入にあたって一番の障壁になっていた、
  • 他にもっといいのがあるんじゃないか
  • 僕が把握しきれないところで何かまずいところがあるんじゃないか
といった漠然とした不安も、「仮に自分が見落としている部分があっても、商品の基本コンセプトがここまで自分の要求にあっているのであれば困ることは少ないだろう」という安心感が打ち消してくれた。

ワイドアームソファの使用感
■広いひじかけ
これは、無印良品では「物を置ける」「枕代わりになる」という2点で紹介されている。物を置けるのは意外に便利で、リモコン置き場なんかには最適。
一方、枕代わりにするにはこのままではちょっとつらい。意外とひじかけの高さがあるため、横になって頭を乗せると角度がつきすぎて痛いのだ。うちではこれを解決するために、クッションをひじかけの横に置いている。これで、快適に寝られるようになる。

■取り外し可能なカバー
これは、実はかなり取り外しは厳しい。というのは、(買ってセットアップしてみればわかるのだが)カバーがかなりきつめに作られていて、取り外しはまだしも、取り付けがかなり厳しいからだ。購入後のセットアップ時にもかなり苦労したが、説明書によると「洗濯するとさらに縮む可能性がある」らしい。これ以上縮むと、正直結構厳しい。とはいえ、相当汚れない限りは濡れタオルで拭いていれば十分綺麗になる。交換は2人以上の時にするのがよさそうだ。
そうそう、購入後のセットアップも2人以上でやらないとかなり厳しいですよ。

■床とソファとの距離
15cm以上あって、ロボモップも余裕。

■寝心地
広いひじかけと、広い横幅、羽根のやわらかさがあいまって、寝心地は最高。ベッドではなくソファで寝る人が増える始末…。

総合すると、なかなか良い買い物でした。羽根・ポケットコイルクッション+ポリエステルレーヨンシェニールのカバーをあわせて、6万くらいだったかな。MUJI.net会員に定期的に配信される、10%オフ券を使って購入したので、定価よりは少し安くなってます。
なお、配送時に家/部屋に入らない人もいるそうですが、入らなかった場合には返品できます。というか、その場で引き取ってもらえます。

姫路の中学生

【姫路】 特攻服姿の中学生ら約百人が奇声を上げながら練り歩く


 昔から変わってねぇー…。駅前のゲームコーナーでカツアゲにあったり、普通にチャリで移動してると「見かけねぇ顔だな、あぁん?」とか言って警棒持って全力で追いかけられたりしたもんだが…。あれから15年近く経ってるわけだけど、変わってないどころか加速しているような…。地元の公立じゃ、校内の廊下、バイクが走ってたらしいからなぁ…。これじゃあ、子供は育てたくないだろう。人口へっちまうぞー。

Guiceって使えるのか?

このバランス感覚、さすが - GoogleのDIフレームワーク"Guice"を使ってみる

上記のGuiceのハウツーを読んだけど、使えるかどうかさっぱりわからなかったので、もうちょっとだけ調べてみた。すると、GuiceのGoogle Codeページに、GuiceとSpringを比較したドキュメントがあって、いろいろ書いてあった。

GuiceとSpringの違い

要約すると、
  • Guiceはフルスタックでない
  • Guiceは速い
  • GuiceのDI定義は小さく、メンテナンスしやすい
ということのようだ。多少Seasarとかぶっているような気がする。Seasarな人はどう思っているんだろう?Google信者のコミッタに今度きいてみよう。

Guiceの特徴

その他のGuiceの特徴として、いくつか興味深い点があげられていた。
  • Springのアノテーションと互換性がある
  • Springと共存できる
  • Spring用のBeanを使うことができる
  • DI定義は、ソースコードだけでなく外部ファイルに定義できる
  • AOPAllicanceのmethod interceptorをサポートしている(=Springのtransaction interceptorが使える)
  • AOPをフレームワークのコアに組み込んでいるため、開発者が覚えるべきことが少ない
個人的には、AOPへの対応状況に一番興味があったので、少なくともトランザクション関連のInterceptorが使えるというだけで一安心。また、ハウツーではDI定義をソースで書くのが特徴みたいに書いてあったので、外部ファイルがあったってのも発見。

Guiceの立ち位置とSeasar2

 このドキュメントの中で、何度も何度も「Springをリスペクトしている」という旨を記述して予防線をはりつつ、Bean原理主義的なSpringの問題点を明確に認識した上でのフレームワークだと言っている。設定ファイルの問題や、AOPに対する取り組み状況を見ても、Seasar2とGuiceはかなり近い立ち位置に思える。

 国内ではかなり知名度を上げ、それなりに普及してきた(自分のまわりではSpringばっかりだけど…)Seasar2だが、海外ではマイナー中のマイナーだ。それでも、Springに対する機能的・性能的な優位点から海外への広がりも期待できたが、Googleブランドを持つGuiceの登場によって一つ道がせばまったか?

2007年3月14日水曜日

Second Lifeは日本では流行らない?

Second Life "不"人気、7つの理由

 Second Lifeはここんとこ、日本人にウケないって感じで叩かれている。僕はSecond Lifeを最初見た時には直感的にものすごい可能性を感じたし、実際に参加してみて、ますますその思いは強くなった。このギャップはどこから来るんだろう?

3D仮想世界に対する二つの見方
 僕の考えでは、これはSecond Life(=3D仮想世界)に対する、全く異なる2つの視点がギャップを生んでいるんだと思う。Second Lifeが日本で流行らない、というような論調は、Second Lifeでの直近の楽しみ方、つまり「今のSecond Life」が楽しいかどうかについて話している。そして一方僕はといえば、Second Life自体が今楽しいかどうかではなく、Second Lifeが持っているものすごい可能性に惹かれまくりながら話をしている。

Second LifeはSNSではない
 Second Lifeはmixiや動物の森のようなSNSに類するものではなく、3Dコミュニケーションのインフラストラクチャで、Second Life自体がおもしろいとかおもしろくないとかはない。Webが登場した頃を覚えている人であればよくわかると思うが、Webはそれ自体ではおもしろくもなんともない。実際、初期にはめぼしいサービスがなく、少数のコミュニティが内輪話をしているのが目につく程度で、新規参入者からすると、知り合いとEMailを送信しあう以外には何をしていいかわからないようなサービスだった。

 Webはその後、そのインフラの上に色んなサービスが構築されていくことでどんどんおもしろくなっていった。Second Lifeも同様に、Second Lifeというインフラ上にどんどんアプリケーションが構築されていくことでおもしろくなっていくサービスなのだ。


Second Lifeの現状
 今のSecond Lifeは、自分で楽しみ方を探す必要があり、当面はコミュニケーションくらいしか楽しみ方がなさそうなので(Webと同じだ)、やってみて今楽しいとはとても思えないのはよくわかる。絵も日本人向きじゃないし、日本人は少ないし、何をするにしろお金はかかる。お金がかかるのを気にしないといっている人はたくさんいるけど、これは致命的なマイナス点だとは思う。
(ただ、お金を使わないまま楽しめるアプリケーションが開発されるのは時間の問題で、この点はそこまで大きなマイナスにはならないんじゃないかと個人的には思っている。これも、Webと同じ。)

Second Lifeに足りないもの
 まずは、リアルでもなく、既存のテキストベースコミュニケーションでもない、中間ぐらいのコミュニケーションインフラになることを期待している。IBMのように、距離を超えてリアルに近い感覚で会議するだとか、半リアルなオフ会(もうなんだかよくわからないが)を開催したりだとか。こういう使い方をする時に重要なのが、既存のインフラとの連携だ。Second Lifeの世界にどっぷり浸かっていないと使えないというのは、色んな使い方をする上で制約になる。Lingrもそうだったけど、まずは外部世界(典型的にはやっぱりデスクトップ…とか、既存のWeb世界)とSecond Lifeを結びつけるいけてる仕組みが必要だろう。ってか希望する。今のままだと職場でSecond Lifeなんて絶対使えないし。

 それに加えて必須なのは、Web上でのGoogleのように、拡散しまくっている情報を検索する仕組みだ。Second Lifeより先に、最低限のインフラとアプリケーションをそろえる3D仮想世界が出てくれば、そっちがデファクトになるかもしれない。

 アプリケーションが充実する兆しは、こんなところにもある。って、懸賞金出さなくてもどんどん生まれてるだろうし、そうでないとダメだろうけど。

「Second Life ビジネス・デザインコンテスト」受賞作品が決定

Nintendo DSブラウザでRSS

最近では、Webブラウズするときは、RSSリーダーを使うことがほとんど。Nintendo DSブラウザではWebベースのRSSリーダーは使えるか、試してみた。

Google Reader
 2画面モード:×
 縦長モード:×

まったくダメ。普段はこれ使ってるので、使えないと結構厳しい。

Livedoor Reader(PC)
 2画面モード:×
 縦長モード:×

こちらもまったくダメ。わりと気に入っていたので、使えないのは痛い。

Livedoor Reader(Mobile)
 2画面モード:?
 縦長モード:?

ページに行けない。Nintendo DSブラウザからだと、どうやっても紹介ページに転送されてしまう。

はてなRSS
 2画面モード:○
 縦長モード:○

使用可能。機能的にはGoogle ReaderやLivedoor Readerに見劣りするが、まぁよし。シンプルな、テキスト中心の構成なので、縦長モードでも結構見やすい。とはいえ、Nintendo DSブラウザは表示自体かなり遅いので、登録は必要最低限のものだけにするのが良い。更新頻度の高いフィードを登録すると、あっという間にそれだけで埋まってしまう。

■関連リンク
Nintendo DSブラウザを買ってみた

2007年3月13日火曜日

MindomoとMindMeisterの比較

 どちらも、Webブラウザから使えるMind Mapの作成ツール。両方使ったので、簡単に比較してみた。

ツールの概要

Mindomo
Flashベースで、動作はかなり安定している。UIも綺麗。他のユーザーとの同時編集(コラボレーション)はできない。

MindMeister
JavaScriptベースで、動作が少し不安定。UIは結構綺麗で、機能も豊富。他のユーザーとの同時編集をサポート。現在は招待制。ただし、NewsLetterを登録すると、IDがもらえる。

細かな比較

■機能の豊富さ
Mindomo、MindMeisterともに、Mind Mapの作成・公開(PermanentURIがもらえる)などの基本的な操作は可能。

・Mindomo
  1. トップレベルノードをタスクとして管理可能。具体的に言うと、開始日/終了日/アサイン先等を設定し、ノードに表示可能。ただし、他のタスク管理ツール(CheckPad、Outlook、Remember The Milkなど)との連携はできず、どうも中途半端。
  2. ノード単位の自由なレイアウトは不可能。あらかじめいくつかのレイアウトパターン(Circular Map/Top Mapなど6つ)が用意されており、選択すると、Map全体のレイアウトがかわる。
  3. フリー版では、MindMapの保存は7つまで。

・MindMeister
  1. タスク管理のような機能はなし。
  2. 他ユーザーとの同時編集が可能。他ユーザーの変更点は、リアルタイムにエフェクトつきで表示される。
  3. トップレベルノードは自由にレイアウト可能。Map全体の自動レイアウト変更機能はない。
  4. 正式リリース後は、MindMapの保存は5つまでになる予定。
  5. Mapの変更ごとに自動でセーブされ、変更は履歴として保存される。

■使いやすさ
MindomoはFlashベースのためか安定しており、かなり使いやすい。
Mindmeisterは、いくつかのおかしな挙動が見られた。
  • IEでは、しばしばOutOfMemoryエラーでブラウザごと落ちる
  • あるノードを別のノードの下に連結させる際、ノードが密集しているとどうやっても連結できない時がある
  • ノードに対する操作で、1回目の操作はなぜか無視され、2回目以降は受け付けられる場合がある
  • なぜかノードが画面外にいってしまうことがあり、こうなったノードはどうやっても編集できない
このあたりのバグがMindmeisterの使いやすさを大きく損なっている。

■その他
Mindmeisterは現在のところ招待制。ただし、Newsletterに申し込めばIDをもらえる。

雑感
 両方使ってみた印象としては、会議や打ち合わせでの使用にはMindomo、アイデア出しにはコラボレーション可能なMindmeisterが良いと感じた。
 現段階では問題が多いMindMeisterだが、将来性はこちらが上だと感じる。やはり、コラボレーションができるのは大きい。細かなバグが修正されれば、どこでも使えるようになるだろう。

Firefoxでフォームが記憶されなくなったら

 ある時から、Firefoxのフォームが記憶されなくなった。Bloggerにログインするときも、以前はユーザーIDもパスワードも記憶されてたのに、ある時から記憶されなくなった。毎回手打ちでうざい。Bloggerは2回も入力があるのでなおさらうざい。なんでだろう…?と思っていたが、超しょぼい理由だった。最近ユーザーIDやパスワードを変更して、変更後のID/パスワードも記憶させていたせいで、Firefoxはどっちかわかんなくて空白にしていたらしい。
メニューの「ツール」-「オプション」-「セキュリティ」-「パスワードを表示」で、ダブってる(同じURLに2つ以上の登録がある)項目のうち不要なものを全部消してみると、元通り出るようになった。しょーもないけど、結構これで時間を食っていた…。

2007年3月12日月曜日

Nintendo DS ブラウザを買ってみた。

★★★☆(3.5/5.0)

海外にノートPCを持っていくのがいやで、もしかしたらNintendo DS Liteで出先のWeb確認をまかなえるかなと思って買ってみた。具体的には、以下のようなサイトが見られることを期待して購入(優先度順)。
  1. GMail
  2. Google Calendar
  3. Google Maps
  4. Yahoo! Japan
  5. Google Personalized Home
  6. その他、旅行関連のホームページ
てなわけで、使えるかどうかを検証。まずは使い方から。

文字入力
 手書き入力は、思った以上にいけてない。1文字のみ入力可能なエリアが2つ並んでおり、左右順番に入力していくようになっている。が、1文字あたりの認識スピードがかなり遅い上、結構な率で誤認識するので(特に英数字はつらい。大文字と小文字や、1とlなど厳しい)、どんどん書き進めていくと変な文字列が量産されて、後でちくちく直すはめになる。結局1字ずつ誤認識がないかどうか確認しながらすすめていくことになり、非常に遅い。脳トレやえいご漬けでの高い認識率は、あらかじめ「正解」が存在し、「正解」側へバイアスをかけることで実現しているのだろう。
 ソフトウェアキーボードの方は、タッチペンとの相性がかなり良く、なかなか快適。URLやメールアドレス入力、検索語入力くらいなら結構いける。

サイト閲覧
 Flash不可、JavaScript可、ただしXmlHttpRequest不可
2画面モードと縦長モードがある。
2画面モードは、PCブラウザとほぼ同等の表示ができるモードで、基本は上画面はオリジナルサイズ表示、下画面は縮小してのページ全体表示になる。使い方としては…
  • 下画面で閲覧場所まで移動して、上画面で見る
  • 下画面で閲覧場所まで移動した後、上下を入れ替え、下画面でリンククリックやフォーム入力
という風になる。DSは、下画面しかタッチペン入力できないので、リンクをクリックする時は上下画面を入れ替える必要がある。(Lボタンを押せば、下画面のリンクを直接クリックできるようになるが、ページによってはリンク文字が相当小さくなる)

 一方、縦長モードは携帯機器用の表示モードで、上下画面を使って1つのページを表示する。この際、コンテンツはOperaによって横幅ちょうどになるように整形される。よって、縦スクロールのみで閲覧できるようになる。ニュース系やBlog等の文字中心のページは縦長モードでも快適に閲覧できるため、これらのサイトを見る場合は結構使える。

各サイトの閲覧可否
・GMail
 2画面モード:○
 縦長モード:○

 GMailは、サイト自体がBasic HTMLモードという、フル機能をサポートしていないブラウザ用の表示モードを持っているため、2画面モード・縦長モードともにBasic HTMLモードで閲覧可能。ただし、フィルタ操作やアドレス情報の補完機能などは動作しない。

・Google Calendar
 2画面モード:×
 縦長モード:×

 まったく閲覧不可能。ただし、Google Calendar Mobile Gatewayを使えば閲覧は可能。正直、これで十分かな。ただし、Mobile Gatewayを使うのであれば、imode対応でも十分だったりする。

・Google Maps
 2画面モード:△
 縦長モード:×

 XMLHttpRequestが使用不可なのにもかかわらず、なぜかGoogle Mapsは2画面モードのみで一応表示可能。ただし、利用可能とは言い難い。表示が桁違いに遅い(地図全体が表示されるのに3分はかかる)上、地図のスクロールがマウスのドラッグでは不可能(ドラッグすると、DSブラウザの表示エリアのドラッグになってしまう)。左上のコントロールボタン(拡大/縮小/移動)を使えば移動や拡大・縮小はできるが、これまた異常にレスポンスが遅く、ボタンを押し始めてから移動開始するまで10秒以上かかるのが普通。少しでも押しすぎるとはるか先まで(超スローで)スクロールしてしまうので、ねらった位置の地図を表示させることはほぼ不可能と言って良い。残念。

・Yahoo! Japan
 2画面モード:○
 縦長モード:○

 どちらも問題なくOK。ニュースしか見てないけど、予想通り問題なし。

・Google Personalized Home
 2画面モード:△
 縦長モード:△

 表示はできるが、ガジェット次第。自分の環境では、こんな感じ。
  • Googleブックマーク:○
  • GMail:×
  • Google Calendar:×
  • Google Reader:×
  • deli.cio.us:×
  • 株価表示:○
  • 外貨表示:○
  • RSS購読:○
まぁ、使いたいやつは大体ダメだったということで。

・地球の歩き方
 2画面モード:○
 縦長モード:○

まぁ普通のテキストサイトなんで。問題なし。

・Google News
 2画面モード:○
 縦長モード:○

 これもOK。まぁ当たり前っちゃ当たり前。

その他
 というわけで、基本機能はこんな感じでした。結論としては、旅行に持っていく唯一のマシンとしては少々力不足という感じかな。GMailは使えるので、あるとそこそこ便利だとは思う。ただ、Google Maps見れないのはちょっと厳しいなぁ。

 ブックマークレットを作っている人がいたりするので、鍛えればもうちょっと便利になりそう。
DSブラウザにブックマークレットを追加するちょっとだけ簡単な方法

2007年3月11日日曜日

書籍管理をソフトウェアで

 死ぬほど本を持っている人、同じ本を2回買ったことのある人、本を売りたいがどれがいらない本なのかもわからない人…全部僕ですが…こういう状態の人でも、人類の素晴らしい発明品である「図書館」を使えばかなり改善できますが、今から使い始めても持ってる本はなくならないですよねぇ。本もiTunesみたいに管理したいんだけど!という自分の熱烈なニーズを満たすべく、いろいろ探してみた。

 理想は、「本のLast.fm」。バーコードリーダー(できればWebcam)で本情報を読み込んだら、Amazonから本の情報を検索してきて、その情報をオンライン上に保存、Webで管理できる。Socialな機能も持っていて、似たような本をすすめてくれる…。まさに夢のようなサービス。結論から言うと…

ありました、そんなサービスが!
ただし、Mac専用

Windowsには……あった……けど、有償……。


 Mac専用のサービスは、Delicious Library。開発陣は、Windows版は出さないと明言しているらしい。で、Delicious Libraryからスピンアウトして作られたのが、Windowsに対応したMediaManらしい。
どちらもWebカメラでバーコードを読みとることができるクライアントソフトウェアがついているらしく、結構な人気っぽい。あーあ…Mac買お。

 ってので終わるわけにはいかないので、いくつか使えそうなアプリケーションを試してみた。Bookshelf Applicationと、私本管理Plus

まずはBookshelf Application。これは、XMLへのエクスポートにも対応してるので、バックアップ用としてはまぁまぁ。ちなみに、IDManagerというID/Password管理ソフトと同じ作者で、UIもほぼ同じ。
結構期待して使ってみたんだけど、このソフトのコンセプトは、「Amazonのソフトを検索して、お気に入りとしてローカルコンピュータに保存する」というもの。整理フォルダのトップが「お気に入り」で、カテゴリはすべてお気に入りの下にしか作れないという時点で、「すでに持っている書籍情報を管理する」という使い方には向いていなそう。というわけでやめ。

次に、私本管理Plus。これは、エクスポートがCSVだけという時点でちょっと微妙。Bookshelf Applicationと違って、「持っている書籍情報をAmazon(や他のWebサービス)から取得してローカルコンピュータに保存する」というものなので、コンセプトとしてはぴったり合致している。ただし、書籍情報を検索するためには、ISBNを入力しないといけない。バーコードリーダーでもない限りは、すべて手入力になるので、大量の本を持っている人間にとってはつらすぎる。タイトル名での部分一致検索はできるが、タイトル検索→ISBNのみ複数表示→ISBNごとに書籍情報検索→表示→登録の手順で、かなり面倒。タイトルの部分一致検索がなぜかヒットしない場合も多いため、この方法での入力だとISBN手入力と大差ない。こつこつ入力しても、エクスポート形式がCSVだと、いずれ移行する(であろう)オンライン書籍管理サービスへの移行も面倒くさい…。

というわけで、とりあえずは待ち…かな。それとも、自分で作るかー…。


追記:ハードルを落として、さらにいくつかのサービスを試してみました。

関連リンク:
書籍管理としてのSocialtunes
書籍管理サービス「ほんつな」

2007年3月10日土曜日

DVD宅配レンタルサービスが便利。-TSUTAYA DISCAS-

 DVD/CDの宅配レンタルサービスである、TSUTAYA DISCASを使い始めた。
Aプランでの利用で、最初の一ヶ月は無料。Aプランはこんな感じ。
  • 予約したいDVDのリストを作成すると、2枚ずつ順番に送られてくる
  • 送られてきた2枚を返すと、次の2枚が送られてくる
  • 送料は無料
  • 月8枚までレンタル可能
  • 8枚以上借りる場合は、都度レンタル料金が適用
  • 8枚を超えた場合に自動で送られてくるか、次の月まで止めておくかは設定可能
  • いつでもサービスを停止して都度レンタルプランに変更可能
  • サービス停止時は、日割課金になる
  • 課金はクレジットカード

不在時の受け取りや返却用封筒への詰め替えなど、郵送の手間がかかると思っていたけど、送られてきたDVDはこんな感じ。

まさにDVDサイズで、不在時でもポストに置いていってくれる。うちのマンションはかなりポストが小さいけど、まったく問題なし。また、郵送で送られてきた袋がそのまま返却用封筒になっていて、返却の手間も少ない。
 レンタル料金も月額2000円程度なので、8枚借りれば1枚あたり250円ほど。近くのG○Oでレンタルすることを考えると全然安い。僕は今のところ、これでLOST(シーズン1)を見てますが、かなり快適。

 このサービスの不満な点は、DISCASサイトの使いづらさ。借りるためのDVDを探そうにも、まともなおすすめ機能がない。売れ筋くらいは表示されるが、映画のような嗜好品で人気ランキングしかないと、新たなタイトルへの出会いはかなり制限される。未知のタイトルを探す方法は、20ページ以上にもわたって延々表示されたDVDを一つずつ見ていくくらいしかなく、がっかりした。Amazonのようなサイトに慣れてしまった人にとってはかなり苦痛なので、他の情報源から見たいタイトルを探して、タイトル検索→予約だけをDISCASサイトで実行するのが良い。

 DISCASを使い始めると、頻繁にポストを使うことになる。家の近所のポストの1つくらいは押さえてるけれど、職場の近くや出先でポストを探したくなるときもある。郵便局のサイトではポストの位置情報は公開していないので、ポストマップを使うのがおすすめ。うちの近くのポストは網羅されてました。有志のみなさんに感謝!

2007年3月9日金曜日

大型家電量販店 Mac販売員

 ビックカメラでMacbookを見てきた。ほんとに見てきただけだけど。そうそう、オンラインで買うよりビックカメラで買う方が安いんだね。今日は1万円引きで、ポイントも5%ついてた。それにしても、たっくさんの人がMacbook見に来るんだね。大人気だ。販売員が、見に来た人に「いやー、Macはフリーズしないですよ、Windowsと違って」などと言っていた。いつの話だ。普通に使っててフリーズなんてしないぞ今時。「やっぱり普段使いだったら圧倒的にMacだと思うんですよ、使いやすいし」とも言ってた。Macって普段使い用のアプリもWindowsに比べて圧倒的に少ないし、Webとかメールとかのほんとの普段使いだと、Windowsとかわらん気がするけど…。少なくとも自分は、UNIXベースだからってのと、インテリア的にいいって理由だけでほしがってるんだけどな。まぁたぶん、CMにあわせてしゃべってるんだろうから販売員に罪はないんだ、きっと。あのCMは死んでほしいくらいイタいけどね。あんなCM流されたら、家族内で購買許可が下りなくなっちまうし。
 動かしてみたら、ターミナルで普通にviとかemacsとかpsとかtopとか動いてた。欲しいなぁ…。リモコンみたいなやつも結構イケてたなぁ…。でも、Leopardがもう出そうな雰囲気…。マイナーバージョンアップなら、無料のオンライン更新で対応してくれたっていいじゃん、Windowsより優れてるんでしょ!?ちくしょう、欲しいなぁ…。

2007年3月8日木曜日

『「丸山眞男」をひっぱたきたい』とその応答、さらに応答への反応について

 この雑誌は直接読んでないので、想像力はベッドールームと路上からさんとそこからのリンクしか情報源はないのだけど、かなり複雑な気分にさせられた。赤木氏は僕とあまり年も変わらず、育ってきた社会情勢や就職時の状況も同じようなものだと思う。僕たちのような世代からすると、「希望は、戦争」まで言わなくても、今の社会に対する悪意の素地のようなものはまんべんなく持っているように思う。僕個人としては、まだそれなりに働けていて、そこそこ収入をもらっているからそこまで強いものじゃあないけど、何かしらは持っている。

 僕は就職前に一度、フリーターとして夢を追う道に進もうと真剣に考えたことがあった。結局は親や兄弟に泣いて頼まれ、ひとまず会社に就職したのでフリー ターではなく会社で働く今の境遇があるわけだが、一つ間違えていれば自分は赤木氏と同じ立場にいたと思う。一つ間違えていればどころではなく、かなりの確 率でそうなっていたはずだ。
 あの頃は、「フリーターになる」ということが、本当にリアルな、結構メジャーな選択肢だった。むしろ、フリーターになることを助長するような雰囲気すらあった。僕らは小さい頃から「人はみんな平等」で「個性を大事にするべき」だと教えられて育ったし、社会に出る前あたりは「サラリーマンになってもしょうがない」とか「フリーターになってでも夢を追うのが個性を大事にするこれからの生き方」みたいな雰囲気が世間にはあふれていた。だから、フリーターになる人は、本当に多かった。優秀な大学を出ていて、頭の切れる人でさえ、そうだった。だけどその後、そういう人たちの話を聞いていると、フリーターは結局フェアな道ではなかったようだ。少なくともサラリーマンになることを選んだ人に比べると著しく不平等な世界だった。数年たつと手のひらを返したようにフリーターはゴミ扱いされ、まっとうな社会人ではないと見なされはじめた。しかも、一度フリーターになってしまうと、景気が回復した今もまともな就職先はない。一方、後輩たちは妙な空気に毒されることもなく、みな正社員として就職していく。
 フリーターになっていなくても、僕たちの世代は、過去の年功序列給与体系の恩恵を受け、僕らがどう頑張っても届かないような給与をもらっている団塊・団塊前世代や、少子化+不況明けゆえに次々待遇が引き上げられていく今の新入社員を見て、やりきれない気持ちになる。

 フリーターになる決断を下そうとしたことは、今考えても間違っていたとは全く思わないけど、フリーターをゴミ扱いするような今の状況はやっぱり何か腑に落ちない。そういう現実とは関係ない世界の人間が気分でフリーターを許容するような空気を作り、風向きが変わると今度は説教をはじめているような、そんな気持ち悪い感じがするのだ。

 『「丸山眞男」をひっぱたきたい』への応答は、客観的に見てしごく常識的で、社会に生きる限りそう振る舞わなければならない、そう振る舞わないと社会の中ではいいことが何もないことは承知している。だけど、それは逆に、社会の中でうまくやっていこうと思う人間にしか意味がないセオリーであり、多かれ少なかれ社会に裏切られたと思っている人間からすると常識なんてくそくらえだろう。それはもう、アラブで自爆テロするような若者に向かって、「人殺しはいけない、自殺してはいけない。命は大事なんだから、生きてなんとかするべきだ。」とアメリカ人が説教するようなもんだろう。まさにおまえが言うな状態。あれ、気づいたら「想像力はベッドルームと路上から」さんのリンク先の人たちと同じような事を言っている…

 結局、この一連のやりとりの中で一番衝撃的だったのは、この赤木氏のような「現実」を、自分の立場を「超えて」理解する人がかなり少ない、ということ。とても知的な、理性的な人ですら、そうなのだということ。この、マスメディアのような紋切り型の無理解が横行しない、こんな素敵なBlogsphereですらそうなのだということ。それに、激しく脱力した…。

2007年3月7日水曜日

Rimoについての気持ち悪さ

「Rimo」への違和感について考えてみた

まったく同感で、薄々感じていたことが文章で見えたという感じ。最初にRimo開始のニュースを聞いたときは、「誰かがやってくれそうなことをついにやってくれた!これは便利そうだ!」と思った。
で、実際見てみると予想通り、ほぼ著作権侵害コンテンツしか映らないわけだけど、これはYoutubeもに多用なもんなので大して気にはならなかった。

 最初に違和感を感じたのは、はてなのトップページにでかでかと「はてなのテレビRimoただいま放送中」と書いてあるのをみたとき。さらに違和感が大きくなったのは、Rimoに表示されるコンテンツがスキップされる頻度がかなり増えてきたとき。コンテンツがスキップされるときには、画面の左上に一瞬「XXXの問題で視聴できません」みたいに出るが、字も小さいし表示も一瞬なので理由もよくわからないが、たぶん(著作権の問題で)削除されたからだろう。ひどいときは2/3くらいの番組がすごい勢いでスキップされていく。これは見ている方からしても快適とは言いがたい。というかひどいサービスだ。
 放送されるコンテンツが著作権侵害コンテンツばかりなのはサービス開始前からわかっていたはずで、こんなことになるのはある程度想像はついたのでは?「Rimo」への違和感について考えてみたで書かれたいたとおり、コンテンツ製作者のほうを向いていないのは確かだが、ユーザーのほうを向いていたかどうかというとそれも疑わしく思える。「面白そうだし、ちょっとやってみた」というのが正直なところだろうが、それを「はてなのテレビ放送中」とは、ユーザに対してもコンテンツ提供者に対しても厚かましすぎるだろう。

2007年3月6日火曜日

Bloggerの新しいレイアウトでGoogle Analyticsを使ってみた

 かなりいけてるらしい無料のアクセス解析Bloggerの新しいレイアウトでGoogle Analyticsを使う場合は、
[ダッシュボード]-[テンプレート]-[ページ要素]で、好きな場所に「HTML/JavaScript」のページ要素を追加し、Google Analyticsページで表示されているJavaScriptコードをコピペすればOK。

 追加したばかりなのでまったく表示がなく、ほとんどの解析はまだできないですが、これはほんとにすごいですね。こんなのが無料で使えるとは…。昔、Apacheのアクセスログを自前で解析していたのが嘘のようだ…。

 Google Analytics入門に、かわちれいこさんが詳しい解説を載せてくださっています。もうちょっとアクセスが増えたらじっくり読んでみよう。

つづき:初心者BloggerのためのGoogle Analyticsつまみ食い

2007年3月5日月曜日

Remember The Milkがすごく使いやすくなっている

 半年くらい前(2006年7~8月くらい)に一度試してみたんだけど、Googleカレンダーとの連携がいまいちな点や、Firefoxで使っていると(期限切れでもないのに)すべてのタスクが太字になってしまったり、Google Personalized Homeに組み込む方法がタスク公開+RSSしかなくって、しかも完了済みタスクも全部出てしまって区別がつかなかったりとか、細かな使い勝手がイマイチな点が目に付いて結局使うのをやめてしまった。
 が、日経Trendyで紹介されていたのをきっかけに、久しぶりにもう一度見てみると、かなり使いやすくなっている。細かい点はITMediaが詳しいので書かないけど、なんといってもGoogleカレンダーとの連携がかなり改良されたのが大きい。昔の連携方法と違って、タスク自体は公開しなくてもOKだし、UIも単なるカレンダー表示ではなく、ちょっとしたタスク管理もできるすぐれもの。読み込みが少し遅いけど、まぁ許容範囲。

 さらに、Google Personalized Home用のGadgetが新規開発されていて、これがまたかなりいけてる。タスクのビューは見やすいし、ここでも簡単な管理ができる。基本的にはGoogleカレンダーでの表示と同じかな。こいつの追加方法はITMediaにはないのでRemember The Milkのヘルプドキュメントから。Add To Googleのボタンを押せばOK。

 最後に、細かい機能だけど気に入ったのが、メッセンジャーによる通知。メールでの通知もありがたいけど、僕の場合はメールが大量に届くので、メール着信通知をあまり目立たないようにしている。なので、タスクのリマインダーがメールで届いても、気づかないことが多かったりする。メッセンジャーによるポップアップだと音も大きくできるし、気づきやすい。Google Talkあたりにすると、家でも職場でも使いやすい。なんならSkypeでも良いし。ただし、これを使う場合はRemember The Milkが用意した通知用ユーザーを自分のコンタクトリストに追加する必要がある。追加ユーザー名は今のところヘルプにも載っておらず、設定時に一瞬表示されるだけなので一応ここに書いておきます。

Google Talk:rtm.remind@gmail.com
Skype:rtmremind


というわけで、わざわざ作らなくてもRemember The Milkで十分になってしまった。うれしいような、そうでもないような…。


ITMedia:
Remember The MilkのタスクがGoogle カレンダーに表示可能に

Remember The Milkに「場所」機能が追加、携帯対応も

Remember The Milkのリマインダー、Skypeに対応

2007年3月2日金曜日

ブックマークはどう管理する?

 del.icio.us、はてなブックマーク(はてブ)、Google Bookmarkとオンラインのブックマークサービスには色々あって、いったいどれをどう使えばいいかかなり迷う。これは、ソーシャルブックマークサービスをどう使っていいかなかなかイメージがわきにくいせいだと思う。

■オンラインブックマークの使い方
色々考えた結果、基本的にはブックマークサービスを以下の2つの用途で使うことにした。
  1. 興味をもったページをガンガンブックマークし、同じページをブックマークしている人から関連ページをたどる
  2. 個人的によく使うサービス(かなり静的で、たまにしか追加しない)をオンラインに保存し、いつでもアクセスできるようにする
■それぞれのサービスの特徴
 Google Bookmarkは、単にオンライン上にブックマークをおけるだけのサービスだと考えてよく、タグ(ラベル)を付与できるけど、他の人のラベルを使ったり、同じラベルを使っている人を探したりといったいわゆるソーシャル的な要素はまったくないといって良い。基本的には他人が見ることができない。

 del.icio.usとはてなブックマークについては、del.icio.usとはてなブックマークの違いに詳しい。個人的には、はてなのサービスは全体的にわかりづらい(サイト構成がわかりづらかったり、テキストにリンクが多くて読みづらかったり)し、del.icio.usの方が高機能なのでdel.icio.usを使っているという感じ。はてブは
海外のユーザーがほとんどいないのもマイナスポイント。

■というわけで…
1の用途としてはdel.icio.usをメインで使うことに決定。とはいえ、これらのサービスはどんどん機能が追加されると思われるので、定期的に見直す必要はありそうだが。

2の用途としては、もともとこの用途としてGoogle Bookmarkを使っていたこともあり、引き続きGoogle Bookmarkを使うことに決定。ちなみに、Google Bookmarkには
  1. 会社内のサイト
  2. 自宅内のサイト
  3. 地域サービスのサイト
なんかも登録してあり、1とか2は一般に公開してもまったく意味がないし、3についてはあんまり公開したくない。なので、Google Bookmark。del.icio.usでも、private saving機能を使えば、登録したブックマークをprivateなものにできるけど、やっぱり面倒くさいし、たくさんのブックマークの中に埋もれてしまいがちなのはいまいち。

Youtubeじゃなくていい

 Youtubeのニコニコ動画からのアクセス拒否、ニコニコ動画のサービス停止、そして自前の動画投稿サービス設立の構想を聞いて、「なんだ、じゃあそれでいいじゃん。Youtubeじゃなくても。」と普通に思ってしまった。それはたぶん、日本人(もしかしたらYoutube利用者)の大半が求める動画は、Youtube上に恒常的に存在するわけではなく、常に削除され、また常に誰かにアップロードされているという状況をなんとなく知っていて、Youtubeは膨大なコンテンツフローへの単なるアクセスポイントで、動画がストックされた場所という認識は持っていないから出た感想なんだと思う。
 こういう状況だと、これから先、アップロード(投稿)のフローが十分に振り向けられる得る別の場所が認識されれば、すぐにでもYoutubeと同等のサービスを提供できる(=フローを生み出しうる)魅力的な動画サイトが生まれうる、ということになんとなく気づいてしまったのだ。

 今まではYoutubeに取ってかわるほどの動画投稿サイトが生まれてこなかったけど、ニコニコ動画のようにまったく新しい付加価値を提供するようなサービスなら、かなりの人に「ここに投稿してもいっか」と思わせることができる。いったんそうなると、ニコニコ動画を中心にした新たな「フロー」が生まれることは十分に考えられる。少し前まではYoutubeは磐石だと思っていたのに、すぐにこんな転換の可能性が見えるあたり、この世界は本当に面白い。

 どこかで、「この世界は消費者に近い位置にいる者が富を得る。製品の製造業者より小売業者がもうかっていることや、テレビの制作会社ではなくテレビ局がもうかってるのはそういうこと」みたいな文章を読んだ。ここ最近起きてたことは、最初

 制作会社 > テレビ局 >消費者

こうだったのが、Youtubeが登場して

 制作会社 > テレビ局 > Youtube > 消費者

こんな感じになっていて、これが永劫続くような気がしたところへ

 制作会社 > テレビ局 > Youtube > ニコニコ動画(Rimo) > 消費者

なーんて感じに瞬く間に変わってしまいそうになってたってことで、もし消費者に近い立場がより大きな利益を得られるとすると、こんなにころころと消費者に最も近い立場というのが入れ替わるんじゃあプレイヤーとしては結構厳しいよなぁ。消費者に最も近い立場にいる者は、より上流の部分を最適に組み替えられるようになるだろうから、一番の場所を追われた瞬間に駆逐される可能性もあるし。見てる方は面白いんだけどね。

Googleのプロキシサーバーにアクセスできない…

 Developers Guideを参考に、指定したURLのフィードを取得するGadgetを簡単に作ってみた。だいたいの手順は以下のような感じ。
  1. Google Personalized Homeに、「My Gadgets(developers.xml)」ガジェットを追加(いつも使っているPersonalized Homeが、開発中のガジェットの不審な挙動で使いづらくなるのが嫌なので、事前にDevelopmentタブを追加した。)。
  2. ガジェット用XMLファイルを作り、Web上にアップロード(Google Page Createrの自分用スペースにアップロード)
  3. My GadgetsからアップロードしたGadgetを追加

 やってみたところ、自宅からだとうまくフィードが取得できたのに、会社からだとコンテンツフィルタにひっかかってエラーになってしまう。原因を調べてみたところ、Google Gadgetが提供するJavaScriptライブラリで、リモートアクセスする際に使う「_IG_FetchXXXContent」のようなメソッドの仕様のせいだとわかった。Google Gadgetでは、「_IG_FetchXXXContent」のようなメソッドを使えばクロスドメインでリモートアクセスできるんだけど、結局このメソッドは内部でXMLHttpRequestを使っていて、接続先はGoogleが用意したProxyサーバーになっているようだ。で、コンテンツフィルタはこのGoogleのProxyサーバーを「Annonymizer(あらゆるサイトへの匿名アクセスを許す禁止サイト)」に分類しているからエラーになったみたい。

 ちくしょう。家でしか見られないTODOシステムなんて意味ないよ…。残された道は、サーバーを立てるか、クライアントアプリケーションを作るか。どうしたものか…

追記:自宅(proxyなしの環境)でやってみたら、やっぱりエラーになってしまった。うまくいったと思ったのは、アドレスバーに入力して表示できたのと勘違いしていたらしい…結局、認証トークンを送信できていないのでどちらにしろ取得は失敗していた模様。やはりサーバーアプリケーションをたてて、AuthSubを使うしかないようだ。残念。

2007年3月1日木曜日

クライアント環境はGoogle Gadgetか?

 プログラムが動作可能なサーバーはメンテナンスが面倒だから持ちたくないし、ローカル環境にインストールするアプリケーションはポータブルでないから作りたくない。要は静的なデータをせいぜいGoogle Page Createrなんかにアップロードする程度しかしたくない状況では、取れるアーキテクチャや環境はかなり限られてくる…僕に思いつくのはこれくらい。
  • HTML+JavaScript
  • Homepage Widget
  • デスクトップ Widget
 クロスドメインアクセスができない(JSONP含む)ので、HTML+JavaScriptはアウト。Google GadgetならGoogle提供のリモートアクセスライブラリが(Googleのプロキシサーバーを使うことで)クロスドメインアクセスできたはず。ということで、Google Gadgetを試してみることにする。